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「虎に翼」伊藤沙莉ラストコメント“寅子の本心”「考える時間が多かった」最終週へ万感「本当に幸せ」

スポニチアネックス / 2024年9月22日 12時1分

連続テレビ小説「虎に翼」も最終週(第26週)へ。主人公・寅子役を熱演した伊藤沙莉(C)NHK

 女優の伊藤沙莉(30)がヒロインを務めるNHK連続テレビ小説「虎に翼」(月~土曜前8・00、土曜は1週間振り返り)は23日から最終週(第26週)「虎に翼」に入る。クライマックスを前に、主人公・寅子役を熱演した伊藤から“ラストコメント”が到着。「寅子でいられて、本当に幸せでしたね」「撮影していた頃に戻りたいです(笑)」などと万感の思いを明かした。

 <※以下、ネタバレ有>

 向田邦子賞に輝いたNHKよるドラ「恋せぬふたり」などの吉田恵里香氏がオリジナル脚本を手掛けた朝ドラ通算110作目。日本初の女性弁護士・判事・裁判所所長となった三淵嘉子氏をモデルに、法曹の世界に飛び込む日本初の女性・猪爪寅子(ともこ)の人生を描く。吉田氏は初の朝ドラ脚本。伊藤は2017年度前期「ひよっこ」以来2回目の朝ドラ出演、初主演となった。

 ――いよいよ最終週。

 演じるにあたっても、台詞に書かれている以外の部分で「この人、本心ではどう思っていたんだろう?」と考える時間がとても多かったですね。そうしてグルグルと考えを巡らせるところは、私自身と似ているところでもありました。

 寅子は少しずつ成長しながら、大きな失敗をたくさんしてきた人。私自身もこのドラマを通して、一人の人間として成長させていただきました。寅子でいられて、本当に幸せでしたね。

 ――8月31日にクランクアップ。11カ月の長丁場を完走。

 とっても濃い時間でした。このチームで作品を作ることができてよかったと、あらためて思いますし、撮影していた頃に戻りたいです(笑)。昨日もよねさん(土居志央梨)と、そんな話をしていたんですよ!

 ――視聴者へのメッセージを。

 「虎に翼」は「いろんな人がいていいんだ」という証しになったのかなと思います。そして放送中にも度々感じていましたが、「虎に翼」は視聴者の皆さんとともに歩んできたドラマでした。

 私自身もそうですが、登場人物を通していろんな考えを見聞きしながら「この考え方も面白い」「これは初めての感覚だな」なんて思いながら、見ていただけていたのではないでしょうか。この作品が皆さんにとって、何かを考えるきっかけになっていたらうれしいです。

 【最終週あらすじ】少年法改正の問題とともに、佐田寅子(伊藤沙莉)は新潟時代の大きな後悔と向き合うことに。調査官・音羽綾子(円井わん)は寅子とは考えが異なるものの、お互いのやり方について率直に語り合えるようになる。一方、斧ヶ岳美位子(石橋菜津美)の事件を受け持つ山田よね(土居志央梨)と轟太一(戸塚純貴)は、いよいよ最高裁の大法廷に立つことに。そして、退官を迎えた桂場等一郎(松山ケンイチ)のあいさつをニュースで見守る寅子。寅子に残された「裁判官としての時間」も少なくなる中、少年法改正の議論はいまだに続いていた。

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