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ド軍レジェンドが語る大谷翔平 ルール改正が盗塁に追い風も他の選手は…「価値の高さに疑いの余地はない」

スポニチアネックス / 2024年9月22日 11時7分

地元局「スポーツネットLA」で解説を務める球団OBのノマー・ガルシアパーラ氏(撮影・杉浦 大介通信員)

 ドジャース戦を中継する地元局「スポーツネットLA」で解説を務め、球団OBでMLB通算229本塁打、首位打者2度獲得の実績を誇るレジェンド、ノマー・ガルシアパーラ氏(51)が21日(日本時間22日)、本紙の取材に応じ、史上初の「50―50」を達成したドジャースの大谷翔平投手(30)について語った。(取材・杉浦 大介通信員)

――「50-50」達成を目の当たりにして。

 「当たり前だが、見事だった。誰もやったことがないことが達成されるのを見られて素晴らしかった。50-50だけに限らず、新しいチームに加わり、新しい環境になり、莫大な注目を集めながら今季を通じて彼がやってきたことは特筆に値する。特にロサンゼルスのような場所ではなおさらだ」

――記録が近づいてからペースが上がった。

 「早い段階で40盗塁を成し遂げたあたりで50という数字が視界に入ったはずだ。だから50まで到達したことは驚きではなかった。個人的には50-50よりも40-40に辿り着く方が難しいと思っていた。40を超えた後、そのままいいプレーを継続して50に近づいていったという印象がある。彼の頭に記録は入っていたはずだが、セルフィッシュにプレーして近づいていったわけではなかった。チームのために生産的なプレーを続け、同時に記録にもたどり着いた。1番打者になったことで打席の数が増え、盗塁のチャンスも広がっていったと思う」

――記録が近づくにつれて、放送席でどう準備したのか?

 「50-50はここで達成されると思ったが、フロリダでのモンスターゲームで成し遂げてしまった。ここで到達していたら素敵だったろう。その一方で、昨日も放送席にいたが、第1打席でスタンディングオベーションを受け取ったのは最高だった。それだけの価値はあった。みんなが感謝を捧げていた。フロリダでも対戦相手がリスペクトし、(マーリンズのシューメーカー)監督もその話をしていた。野球界全体が彼がやり遂げたことに感謝しているかのようだった。彼(大谷)自身がこのゲーム、対戦相手をリスペクトし、ハードワークを続けてきたからこそ、みんなに応援され、記録達成が喜ばれたのだろう」

――2年前のルール変更で盗塁は容易になったが、それでも価値は高いと思うか?

 「盗塁がより容易になったことは間違いない。ルール変更は盗塁数の増加にインパクトを与えている。ただ、それでもそれほど多くの選手が数多くの盗塁を稼げているわけではない。それに加えて50本塁打。価値の高さに疑いの余地はない」

――現在「52-52」。どこまでいけると思うか?

 「60?いいじゃないか(笑い)。もしも60に届かなかったら私はがっかりさせられるだろう(笑い)。(真剣な表情に戻って)55-55までいったら素晴らしい。ぜひそれを成し遂げられるのが見たい。ただ、彼の可能性は無限大だ。様子を見てみよう。コロラド(での最後の3試合までに)3、4本塁打のところまでいっておけば、可能性はあるよ」

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