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人気業師の宇良は2桁勝利に届かず 若元春は自己最多に並ぶ11勝

スポニチアネックス / 2024年9月22日 16時59分

<大相撲秋場所千秋楽>宇良(右)を押し出す若元春(撮影・藤山 由理)

 ◇大相撲秋場所千秋楽(2024年9月22日 両国国技館)

 人気の業師、東前頭5枚目の宇良(32=木瀬部屋)は西前頭3枚目の若元春(30=荒汐部屋)に押し出されて9勝6敗で終えた。21年九州場所以来の2桁白星には届かなかった。勝った若元春は11勝4敗とし、小結だった昨年春場所以来で自己最多に並ぶ白星を挙げた。

 最初の立ち合いは若元春がつっかけて不成立。2度目は宇良が低い体勢から左差し。右かち上げの若元春は差された相手の左腕を抱えて小手に振り、相手を自身の正面に置いて押し出した。

 ABEMA大相撲中継で解説を務めた元横綱・若乃花の花田虎上氏は「今場所は宇良が前に出て、いい相撲を取っている。待ったになったのは、若元春が立ち合いで当たり負けたくないから。小手投げは少し強引だけど、あれで宇良は上体が浮いた。(勝負を決めるためではなく)相手を崩す一手です。これで危なげない相撲になる」と指摘した。

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