小久保監督は朝6時半に球場入り M2→快勝でM1→大阪へ→日本ハムは？…ソフトバンクの長い一日は続く

＜ソ・楽＞試合後、大阪へ向け移動する今宮（左）と海野ら（撮影・岡田　丈靖）

　◇パ・リーグ　ソフトバンク11―5楽天（2024年9月22日　みずほﾍﾟｲﾍﾟｲＤ）

　マジックを「2」としていたソフトバンクは22日、デーゲームで楽天に11－5で勝利。優勝へのマジックナンバーを「1」とした。

　9月22日。長い一日が始まった。小久保裕紀監督（52）は早朝6時32分に本拠・みずほペイペイドーム入り。ナインもデーゲームのため9時前には球場入りし、9時15分に全体練習が始まった。小久保監督も姿を現し、選手たちはリラックスした表情。プレーボールに向けて普段通りに備えた。

　午後1時に試合が始まると、初回に1点を先制。2回には甲斐の2点適時打、川村の今季1号2ランなどで5点を加点した。勢いづいた打線は止まらず3、4回以外の6イニングで得点を奪い、17安打11得点で楽天に快勝した。

　午後16時33分に試合が終わるとヒーローインタビューを終えた川村と岩井含めた選手たちは移動の準備を整え足早に球場を後に。小久保監督も「早く終わりたい」と囲み取材を切り上げ、同51分には空路で大阪に向かうため球場を出発した。

　午後5時6分には栗原、甲斐らがタクシーで博多駅へ。同24分には選手会長の周東が「早く決まってほしいと思います」と言い残しタクシーで球場を出発。選手らは各自、新幹線で大阪へ移動した。

　午後18時に京セラドームで始まったオリックス―日本ハムでは2回にオリックスが先制。しかし、その直後の3回にオリックス先発左腕の宮城が1死一塁で、水野に逆転2ランを浴びた。優勝か、お預けか――。ソフトバンクの移動中に、早くも結果が入れ替わる中、小久保監督やナインはどこで最終的な結果を聞くのか。優勝が決まれば夜に会見や祝勝会が大阪で予定されている。4年ぶりのパ・リーグ優勝がかかった長い一日は、まだまだ終わらない。

　ソフトバンクは、あす23日は京セラドームでオリックスと対戦。日本ハムはベルーナドームで西武と、それぞれ午後6時開始のナイターが予定されている。