川崎Fは名古屋に2失点で敗戦 堅守速攻に苦しんでJ1は最近4試合で3敗

川崎F・鬼木監督

　◇明治安田J1リーグ第31節　川崎F0―2名古屋（2024年9月22日　豊田スタジアム）

　川崎Fは敵地で名古屋に0―2で敗れた。序盤の好機を逃してペースを握られ、スピードを生かした速攻に苦戦。前半34分に相手FW永井のミドル弾で先制を許すと、後半22分にも永井のアシストから失点した。残り10分を切ってDFファンウェルメスケルケンの退場で10人になり、そのまま敗れた。

　鬼木監督はたびたび背後を突いてきた相手の攻めに「少し自分たちの重心が重くなった」と指摘。ボール保持率は64％と相手を圧倒したものの、決め手を欠いて効果的な攻撃につなげられなかった。ルヴァン杯で準決勝に進み、18日に第1戦が行われたアジア・チャンピオンズリーグ・エリート（ACLE）でも白星発進したが、J1では試合途中に雷雨で中止になった8月24日の浦和戦を除いて最近4戦で3敗。前節終了時に14位と苦戦が続く中、勝ち点を積み上げられなかった。