中日 立浪和義監督が退任表明後3連勝「最後までしっかりとした野球ができるようにサポートしていきたい」

＜中・広＞交代を告げる立浪監督（撮影・椎名　航）

　◇セ・リーグ　中日2―1広島（2024年9月22日　バンテリンD）

　中日が広島との接戦を逆転で制し3連勝を決めた。今季57勝目を挙げ、デーゲームでDeNAに敗れた最下位ヤクルトを2ゲーム差に突き放した。

　立浪和義監督（55）が18日の阪神戦（バンテリンD）に敗れた後に今季限りで退任することを発表してから3連勝となった。

　指揮官は試合後「涌井が良く粘ってくれたかなと。ボールも非常に良かったですし」と先発の38歳右腕を称え、「嫌な初回、1点取られましたけど、打線もその後すぐに追いつけましたので良かったのかなと思います」と語った。

　退任表明後の3連勝。「（選手たちは）ずっと一生懸命やってはくれているんですけども、やはり試合の中で、いいところでいいピッチャーから打って、そういったことが自信につながっていくと思うんで。残り試合少ないですけど若い選手にとっては一試合一試合、ひとつのプレーが大事になってくる。最後までしっかりとした野球ができるように、こっちもサポートしていきたいと思います」と柔らかな笑みを浮かべた。

　「連日、特にバンテリンドームにお客さんがたくさん来てくれていますし、もっともっといいところが見せられるように、残り試合全力で頑張ります」。いつもと変わらず選手たちの頑張りを称え、そして課題や、もっとこうすれば良くなると自身の考えを示した指揮官は、残り6試合も変わらぬ姿勢で選手とともに戦っていく。