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神戸 試合終了直前にDF菊池流帆が劇的勝ち越し弾 V争いに大きな勝ち点3

スポニチアネックス / 2024年9月22日 21時49分

神戸・菊池流帆

 ◇明治安田J1リーグ第31節 神戸3―2新潟(2024年9月22日 デンカビッグスワンスタジアム)

 後半アディショナルタイムは6分を過ぎていた。主審が示した目安は5分。その5分の猛攻で神戸はDFマテウス・トゥーレル(25)、FW大迫勇也(34)のシュートがクロスバーに当たる不運な流れだった。しかしCKを得た。最後のプレーとなる左CKをMF井手口陽介(28)が蹴ると、ゴール前に飛んだ大迫と競りながら1メートル88の長身がヘディングでゴールに叩き込んだ。DF菊池流帆(27)が劇的な勝ち越しゴールを決めた。

 菊池は泣いていた。試合後のヒーローインタビュー。「素直に嬉しいし…。チームの勝利が最優先で。(左ヒザ)前十字じん帯損傷の(復帰まで)長いケガを支えてくれた人たちみんなに感謝しかないです。チームの勝利に貢献できるように。そしてみんなで優勝したいと思っています」と涙ながらに語った。長身DFは後半30分からの起用でハイボールはことごとく競り勝っていた。セットプレーでの期待感は大きかったはず。吉田孝行監督(47)は「大きな勝ち点3。流帆は本当に気持ちが乗り移っていたというか、最後まで諦めずにやってやろうっていう気持ちが乗ったゴールかなと思います」と絶賛した。

 前半15分、DF酒井高徳(33)の右サイドから左足で上げたクロスボールが先制弾になった。ゴール前に詰めたFW宮代大聖(24)が触ることができず、そのままゴールに吸い込まれた今季初ゴール。酒井は6月30日の鹿島戦で右足を負傷。薬指骨折と判明し、17日のACLエリート・プリラム戦(タイ)で復帰してばかり。「このチームで自分がどういう形で力になれるか証明しないといけない」と臨んだ試合で結果を出した。

 前半は新潟に2失点して逆転されたが、後半28分にFW武藤嘉紀(32)が大迫のスルーパスにオフサイドぎりぎりで抜け出して左足で同点弾。今季10点目で劇的な逆転劇のお膳立てをした。勝ち点3を得て首位・広島と2位・町田に勝ち点1差に詰めた。「あんまり先のことは考えず、目の前の試合に勝つことだけ集中してやっていきたい」と冷静に話す吉田監督だったが、視界には2年連続J1制覇を捉えたはずだ。

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