ブライトン三笘 ウェルベック芸術的FK弾を“お膳立て” 左サイドで存在感放つも2―2ドロー

ノッティンガムF戦で先発出場したブライトン・三笘（左）（ロイター）

　◇プレミアリーグ第5節　ブライトン2―2ノッティンガムF（2024年9月22日　ブライトン）

　ブライトンの日本代表MF三笘薫（27）が22日、イングランド・プレミアリーグ第5節の本拠ノッティンガム・フォレスト戦で5試合連続の先発出場。1―1の前半44分にフリーキック（FK）を獲得し、FWダニー・ウェルベック（33）のゴールを“お膳立て”。試合は2―2と引き分けに終わったが、左サイドでフル出場し存在感を放った。

　リーグ戦5試合連続のスタメン出場となった三笘は前半、左サイドから好機を演出。1―1と同点に追いついた直後の前半44分、ドリブル突破からファウルを誘ってフリーキックを獲得。ここでFWウェルベックの鮮やかな右足FK弾が飛び出し、2―1と逆転に成功した。

　なお、過去にマンチェスターUやアーセナルでも活躍した33歳ウェルベックにとって“意外”にもこれがプレミアリーグ初のFK弾。味方2人がボールとGKの間に入ってピョンピョンと跳び上がり、相手GKの視界をさまたげるというデザインされた“アシスト”もあって芸術的な一撃が決まった。

　試合は後半25分、高いDFラインの裏を突かれ失点。2―2と引き分け、2勝3分けの勝ち点9。三笘は左サイドから相手に脅威を与え、守備でもピンチにゴール前まで戻ってスライディングタックルでボールを奪取するなど奮闘。しかしチームを勝利に導くことはできなかった。