【関西大学ラグビー】天理大は悲しみを抱えながら開幕白星

＜関西大学ラグビー　天理大・摂南大＞前半、相手タックルを受けながら前進姿勢を緩めない天理大・サイア（撮影・奥　調）

　◇ムロオ関西大学ラグビーAリーグ第1節　天理大22―7摂南大（2024年9月22日　大阪・東大阪市花園ラグビー場）

　天理大は苦しみながらも開幕戦を制した。

　前半2分にフランカー上ノ坊悠が先制トライ。その後はラインアウトなどでミスもあったが、計4トライを積み上げて摂南大を退けた。昨年度の大学選手権準決勝・帝京大戦に3年生で先発したCTB上野颯汰さんが今年1月に亡くなり、部内のショックや動揺は大きかった。「上野のために頑張ろうという思いはそれぞれにあると思う」と小松節夫監督。悲しみを抱えながら4季ぶりの王座奪回を目指す。