カブス・今永昇太 7回6安打無失点で勝利投手の権利を得て降板 勝てば日本人1年目投手3位タイの15勝
スポニチアネックス / 2024年9月23日 8時3分
◇インターリーグ カブス―ナショナルズ(2024年9月22日 シカゴ)
カブスの今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地で行われたナショナルズ戦に先発。7回を6安打無失点に抑える好投を披露し、勝利投手の権利を得て降板した。
淡々と、そしてひょうひょうとナ軍の打者を料理していった。3回までに許した安打は2回の単打1本だけ。4回、先頭のウッドに右翼線二塁打され無死二塁のピンチを背負っても動じない。イエペス、チャパロと2者連続で三ゴロに仕留めて、二塁走者の進塁すら許さない。そして最後は5番・ルイーズを92・7マイル(約149・7キロ)速球で空振り三振に切って落とした。
5回も簡単に2死を取った後、2者連続安打を許して一、二塁とされたが、クルーズを三ゴロに打ち取って得点を許さなかった。6回も同じく2死からチャパロに左翼線二塁打されたが、続くルイーズを力ない二飛に打ち取ってみせた。7回も先頭・テナに右前打されたが次打者を空振り三振、そして最後は遊ゴロ併殺で締めた。前回登板では圧巻の11三振を奪ったが、この日は4奪三振と打たせて取る投球。しかも無四球と文句なしの内容で、防御率も2・91と再び2点台となった。
このままシーズン15勝となればメジャー1年目の日本人投手としてはダルビッシュ有(当時レンジャーズ=16勝)、前田健太(当時ドジャース=16勝)に次いで、松坂大輔(当時レッドソックス=15勝)と並ぶ3位タイとなる。また、メジャー1年目の日本人左腕では石井一久(当時ドジャース=14勝)を抜いて単独トップだ。
16日(同17日)のアスレチックス戦で、日本人投手としては8人目となるメジャー1年目での規定投球回到達を果たし「(規定投球回の)162イニングを投げることを目標にやってきた」と素直に喜んだ今永。この日は7回を投げて今季通算173回1/3となり自身がDeNA時代の19年に記録した170回を上回るキャリアハイもマークした。
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