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大谷翔平 またも史上初の快挙!「MLB選手全員が自身最高の4試合を合計しても匹敵する選手はいない」

スポニチアネックス / 2024年9月23日 10時27分

<ドジャース・ロッキーズ>9回、大谷は同点ソロを放つ(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース6-5ロッキーズ(2024年9月22日 ロサンゼルス)

 ドジャースの大谷翔平投手(30)が22日(日本時間23日)、本拠でのロッキーズ戦に「1番・DH」で先発出場。第5打席で2戦ぶりの一発となる今季53号を放った。この一発で2001年のイチロー(マリナーズ)が記録した日本選手最多を更新する128得点とした。史上初「50―50」を達成した19日のマーリンズ戦から4試合で5発目の大暴れで、両リーグトップに立つヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手(32)に2本差に迫った。

 大谷がまたもやってのけた。1点差で迎えた9回の第5打席。カウント2―1からのスプリットを捉えると左中間に飛び込む起死回生の同点弾。ファンは総立ちで大熱狂となった。さらにベッツがサヨナラ弾を放ち、劇的なサヨナラ勝利を収めた。負けていれば4連勝を飾った2位パドレスに2ゲーム差に迫られていた一戦。この危機的状況で大谷、ベッツがバットで重苦しい雰囲気を一気に吹き飛ばした。

 デーブ・ロバーツ監督は試合後、大谷とベッツが本塁打を放って雄叫びをあげたことに「この試合の重大さを物語っていた。スター選手はスター選手らしくプレーする必要がある。きょう彼らがやってきてくれたことは、簡単なことではない。彼らが見せた感情は本物で、見ていてうれしかった。ありがとう」と感謝。また「ゴロやダブルプレーで反撃が阻まれ続けたが、それでも選手たちが戦い続ける姿を見るのは素晴らしかった。そして、翔平がいつも通りのプレーを続け、9回表に打席に立った。彼は今、人間とは思えないほど。翔平のように長い間集中している選手は見たことがない。大きな安打、本塁打だった。そして、ムーキーも懸命に努力し、本塁打は本当に印象的でした。シリーズ終了後の明日のオフを迎えるにあたり、とても良い気分」と声を弾ませた。

 大リーグ公式サイトのサラ・ラングス記者は自身のXで「1900年以降、4試合のスパンで5本塁打、5盗塁以上を記録した初めての選手」と投稿。また、1試合で本塁打と複数盗塁を記録したのが今季5度目で、1986年のリッキー・ヘンダーソンと並び、1900年以降では最多タイとなった。

 米データ分析サイト「オプタ」公式Xによると、4試合で14安打、5本塁打、13打点、6盗塁を記録したのは、打点が公式記録となった1920年以降で初めてだと紹介。「もし1920年以降のMLBの選手全員が各カテゴリーで自身最高の4試合を別々に選び、それを合計したとしても、その成績に匹敵する選手はいない」とつづった。

 また、4回にはT・ヘルナンデスが31号ソロ。大谷とのアベック弾は今季12度目となった。球団の1シーズン最多アベック弾は1953年のデューク・スナイダー&ギル・ホッジスの14度で、残り6試合であと2に迫った。

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