松井秀喜氏 右足を痛めたか 臨時代走でベンチに下がり再び守備位置へ 第3打席では右前打

＜KOBE　CHIBEN・高校野球女子選抜＞4回、高校野球女子選抜・藤田から安打を放つ松井氏（撮影・木村　揚輔）

　◇エキシビションマッチ　KOBE CHIBEN ― 高校野球女子選抜（2024年9月23日　東京D）

　マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（50）率いるアマ野球チーム「KOBE　CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが23日、東京ドームで行われた。

　元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏（50）は「4番・中堅」でスタメン出場も、初回の守備の際に右足を痛めたとみられる。

　2回の守備から母校・星稜時代に守っていたホットコーナーである三塁の守備に就いた。しかし、3回の守備の前には「松井選手は現在治療中です」との場内アナウンス。その裏の攻撃では先頭打者で、初回に続き四球で出塁。1死後、6番打者の左前打で二塁にゆっくりと進むも、ここで代走が送られて一度ベンチに退いた。

　それでも4回の守備では再びグラウンドに登場。「先ほどは臨時代走でした。松井選手、サードに入ります」との場内アナウンスに大きな拍手が起こった。右太腿をしきりに手でたたくしぐさを見せながらも、直後に三塁を襲ったライナーを処理したほか、その裏の第3打席では強烈な打球で二塁手の横を抜ける右前打。ここでも臨時代走が出たが、”初安打”のボールは"記念球"としてベンチへ送られた。