東京ドーム“帰還”の松井秀喜氏が豪快3ラン！ イチロー氏と抱き合う 右足痛めても最後に魅せた

＜KOBE　CHIBEN・高校野球女子選抜＞8回、3ランを放つ松井氏（撮影・木村　揚輔）

　◇エキシビションマッチ　KOBE CHIBEN　― 高校野球女子選抜（2024年9月23日　東京ドーム）

　マリナーズ球団会長付特別補佐兼インストラクターのイチロー氏（50）率いるアマ野球チーム「KOBE　CHIBEN」と高校野球女子選抜のエキシビションマッチが東京ドームで行われ、「KOBE　CHIBEN」が17-3で大勝した。

　かつての本拠に“帰還”した元巨人、ヤンキースの松井秀喜氏（50）は「4番・中堅」で先発。イチロー氏と同じチームで戦うのは1996年の日米野球以来となった。

　2回から母校・星稜時代に守っていた三塁の守備位置に就いたが、3回の守備の前には「松井選手は現在治療中です」との場内アナウンス。初回の守備で右足を痛めたとみられ、その裏の攻撃で四球で出塁した際は、二塁への進塁後に"臨時代走"が送られた。

　4回の守備から再びグラウンドに登場。その裏の第3打席では強烈な打球で二塁手の横を抜ける右前打を放った。6回の第4打席、8回の第5打席はいずれも四球で臨時代走を送られたが、8回2死一、三塁の第6打席では右翼席へ豪快な3ラン。ヤンキース時代の2004年開幕戦以来、20年ぶりの東京ドームでの一発に、場内は大興奮。生還してヘルメットを取り、スタンドの大歓声に応えた松井氏は、ダイヤモンドを一周する間ベンチで立ち上がりずっと拍手を送っていたイチロー氏と抱き合った。