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松田丈志氏 ロンドン五輪メドレーリレー銀獲得の“名言”裏話告白「監督はいまだに…」北島康介氏からは…

スポニチアネックス / 2024年9月23日 17時7分

松田丈志氏

 競泳・五輪メダリストの松田丈志氏(40)が23日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。12年ロンドン五輪の競泳男子400メートルメドレーリレーで銀メダルを獲得した際の秘話を明かした。

 松田氏は08年北京五輪の男子200メートルバタフライで銅、12年ロンドン五輪では男子400メートルメドレーリレーで銀、男子200メートルバタフライで銅、16年リオデジャネイロ五輪でも男子800メートルフリーリレーで銅メダルを獲得している。

 それでも「何度見ても“俺すごいな”と思う瞬間」を問われると、「いろいろあるんですけど、自分にとって一番キャリアハイというか、自分の泳ぎのパフォーマンスも良かったし、感覚も良くて、成績的にも良かったのは、ロンドンオリンピックのメドレーリレーで銀メダルを獲った時なんですね」と明かした。

 「この時僕は個人種目でメダル獲れたんですけど」、04年アテネ五輪、08年北京五輪の男子100メートル、200メートル平泳ぎ金メダリストの北島康介氏がロンドンでは個人ではメダルを獲れていなかったと言い、競技後、松田は「康介さんには言ってなかったんですけど、3人で、康介さんを手ぶらで帰らせるわけにはいかないぞって話してたんで」とコメントしていた。

 松田氏はこの発言について「やっぱり結構皆さんの記憶に残っていただいてたみたいで。現地にいる時から友人から凄く連絡が来て、“手ぶらワードが凄い日本でバズってる”みたいな、“えっ、なんだそれ?”、みたいな感じだったんですけど。よく言われるようになったんですけど」と回顧。

 パッと出た言葉だったのかと問われると、「それは当時の競泳日本代表の(上野広治)監督からも事前に言われてたんですよ。康介さんと長く一緒に闘ってきた監督さんでもあったので、“おい丈志、康介手ぶらで帰すんじゃねえぞ!”みたいな感じで、もうかなり圧をかけられてました」とぶっちゃけた。

 それでも「ただそれは僕らも同じ気持ちで、康介さんが個人種目でメダルを獲れなかったんで、絶対一緒に獲るぞって。康介さん、手ぶらで帰さないぞって言う気持ちは、僕も含め背泳ぎの入江(陵介)選手も、アンカーの藤井拓郎選手も、あと代表チームみんな思ってましたね。それはね」としみじみと話した。

 この日共演した元スピードスケート選手で98年長野五輪金メダリストの清水宏保氏が「じゃああれ松田くんの言葉じゃないってことなんだ」とツッコミを入れると、松田氏は「決して僕だけの言葉じゃなくて、みんな思ってたって」と説明。「監督はいまだに“あれは俺が言ったんだ”って」と話して笑わせた。

 北島氏からその言葉について反応があったかと聞かれると、現場ではなかったとしたものの「帰って来るとよく言われるし、報道でも流れる。あとその年の流行語大賞のトップテンに入ったりとかして」と回顧。「ちなみにその時の大賞はスギちゃんだったんですよ。“ワイルドだろぉ”に負けたのは若干悔しいなって気持ちはあるんですけど」と真顔で話した。

 そうして「まあそうやって話題にはなったんで、康介さんからは“丈志にいいところ持ってかれちゃったな”みたいな感じの軽いイジリはやっていただいてますけど」と懐かしそうに話した。

 

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