西武ドラ1・武内 9勝目で新人王前進 6回3失点も野手に「本当に感謝」

＜西・日＞力投する武内（撮影・白鳥　佳樹）

　◇パ・リーグ　西武6－4日本ハム（2024年9月23日　ベルーナD）

　西武はドラフト1位左腕・武内が、6回7安打3失点も打線の援護に恵まれて9勝目。目標の新人王に大きく前進した。1―3の6回無死一塁、万波に右中間適時二塁打を浴び、1死一、二塁で奈良間には左前適時打を許して同点に追いつかれた。

　それでも、続く松本剛の中飛を西川が、郡司の一直を平沼がダイビングキャッチの好捕。打線が直後の6回に3得点で逆転し「守備でも攻撃でも助けてもらったので本当に感謝しかない」と頭を下げた。球団新人では07年の岸（現楽天）以来となる2桁勝利に王手。「次が最後なので力を振り絞りたい」と見据えた。