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広島・森 自己最長の8回1失点も1球に泣く「先制点を与えてしまったことがすべて」

スポニチアネックス / 2024年9月24日 5時48分

<中・広>6回、石川昂に先制適時打を浴びた森(左は生還する福永)(撮影・椎名 航)

 ◇セ・リーグ 広島0ー1中日(2024年9月23日 バンテリンD)

 広島・森は、1球に泣いた。0―0の6回2死一塁。4番・石川昂に対してフルカウントから投じた7球目のチェンジアップが、高めに浮いた。右中間に運ばれ、適時二塁打で先制点を献上。これが痛い決勝点となった。

 「先制点を与えてしまったことがすべて。そこを大いに反省したい。投げきるという部分で、悔いが残る投球でした」

 打線の援護に恵まれず、2敗目(1勝)を喫した。とはいえ自己最長の8回1失点。これまでは23年8月25日ヤクルト戦で6回1/3を投げたのが最長だったが、この日は初回2死三塁のピンチを無失点で切り抜け、リズムに乗った。140キロ台の直球を軸に、カットボール、フォークなどを効果的に織り交ぜ、相手打線に凡打の山を築かせた。6回は唯一の連打で失点したが、今後への収穫をつかむマウンドとなった。

 悔しい“完投負け”となったが、新井監督からは「勝たせてあげたかったけど、今回も本当にナイスピッチングだった」と評価を受けた。前回登板14日阪神戦に続くクオリティースタート(6回以上、自責3以下)を記録した左腕は「終盤になってきたら、もう勝ち負けだと思う。勝てるようなピッチングをしなくてはいけない」と次回の雪辱を期した。(長谷川 凡記)

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