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王将戦挑決リーグ「菅井竜也八段―永瀬拓矢九段」戦で開幕 優勝者が藤井聡太王将に挑戦

スポニチアネックス / 2024年9月24日 10時37分

初手を指す永瀬拓矢九段(左)。右は前期挑戦者の菅井竜也八段(撮影・我満 晴朗)                              

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)挑戦者決定リーグが24日午前10時、東京都渋谷区の将棋会館で始まった菅井竜也八段(32)―永瀬拓矢九段(32)戦で開幕した。

 抽選によりすでに決まっている先手は永瀬。初手2六歩に対し、菅井は3四歩と角道を開けた。その後、角交換を経て10手目に菅井は飛車を2二に配置。向かい飛車の戦型を選択した。

 同リーグは前期成績に基づくシード4人(菅井、羽生善治九段、永瀬、近藤誠也七段)、予選を勝ち上がった3人(広瀬章人九段、佐々木勇気八段、西田拓也五段)による計7棋士の総当たり戦で、最終一斉対局は11月下旬。優勝者は来年1月開幕予定の7番勝負で藤井聡太王将(22)=7冠=に挑戦する。

 今リーグは常連だった渡辺明九段(40)、豊島将之九段(34)の順位戦A級棋士が2次予選を通過できなかった一方、広瀬が3期ぶりに復帰。振り飛車党の西田が初登場となった。

 持ち時間は秒単位で実測するチェスクロック使用で各4時間。リーグは全21局あり、関西所属同士の菅井―西田戦を除く20局は規程により東京の将棋会館で行われる。

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