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【空手】植草歩が引退会見「32歳まで続けられて本当に幸せ」今後は日体大柏高監督&プラスモデルの二刀流

スポニチアネックス / 2024年9月24日 13時41分

引退会見に臨んだ植草歩

 21年東京五輪の追加種目として採用された空手の組手女子61キロ超級代表で、長年第一人者として活躍した16年世界王者の植草歩(32)が24日、東京都内で引退会見に臨んだ。

 濃紺のスーツに身を包んだ植草は、一礼して会場内へ。冒頭のあいさつで「8歳から始めた空手を32歳まで続けられて、本当に幸せに思います」と話し始めると、自然と涙があふれた。

 千葉県八街市出身の植草は帝京大2年だった12年の世界選手権に初出場して銅メダルを獲得。15年には体重無差別で争われる全日本選手権で初優勝すると、東京五輪の追加種目入りを目指していた空手界の広告塔として各種メディア出演でも活躍。16年に世界選手権を初制覇すると、その後も活躍して東京五輪代表の座をつかんだ。

 メダルを逃した東京五輪後も現役を続けていた植草だが、今年5月1日に自身のSNSで「楽しかったです。もうお腹いっぱいです。笑」などと引退を表名。7月の国際大会が現役最終戦だった。決断した時期や理由については「モチベーションがなくなった。1月にパリの大会に出たが、試合前に全然緊張せず、負けても次にこうしよう、ああしようという気持ちが沸き立たなくなった」と明かした。

 今後については9月1日付けですでに母校の千葉・日体大柏高の監督に就任しており、後進の指導に力を注ぐ。そして日本初のぽっちゃり女子向けファッション誌「ラ・ファーファ」のモデルを務めることも発表。「体が大きいことがコンプレックスで、(現役時代は)それは筋肉だったが、今はそうじゃなくなり、恥ずかしいと思っていたが、そういう機会があり、挑戦してみようと思った」と明かした。

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