浦和FWサンタナ「ブライアンのために…」 FWリンセン離脱 28日敵地・神戸戦で役割果たす

練習するサンタナ（撮影・中村　和也）

　浦和は24日、さいたま市内で28日の敵地・神戸戦に向けた練習を報道陣や一般に公開した。

　前節・FC東京戦で前半27分に交代したFWブライアン・リンセンは右ハムストリング肉離れで欠席。クラブによると重傷ではないという。FW安部裕葵は右足痛、引退を表明しているFW興梠慎三はコンディション調整で、別メニューとなった。

　FWチアゴ・サンタナは前節・FC東京戦で途中出場。同じアタッカーのリンセンの離脱について「残念ながら、どの離脱か分からないし、期間も分からないが、自分が出れば他の選手が出てもブライアンのためにやりたいと思う」と意気込み、「選手として良いし、経験のある選手なので、チームのために勝ちたいと思う」と語った。

　サンタナは28試合の出場でチーム最多11得点を挙げている。8月の町田戦ではヘディングでゴールを決めた。「ボールを奪ったときに簡単に失わないことも大事だと思う。最近の試合だと、せっかくボールを奪ったのに簡単に失うことが多くなっているので、町田戦の形よりもボールを持っているときに簡単に失わないことが大事。落ち着いてフィニッシュで終わることが大事だと思う」と見据えた。

　復帰後2試合連続で出場しているMF原口元気の存在にも触れた。コミュニケーションを頻繁に取っているという。「非常にいいキャラクターだと思う。何よりも勝ちたい気持ちを常に出しているし、経験ある選手だと思う。こういう気持ちがある選手は僕たちにとって大事。人間としても素晴らしい。浦和には非常にプラスになる」と力を込めた。