IOC会長選立候補の渡辺守成氏「スポーツを愛する子供たちのためにやらなきゃいけないことがある」

IOC会長立候補会見で話す公益社団法人日本新体操連盟国際体操連盟会長・渡辺守成氏（撮影・大城　有生希）

　国際オリンピック委員会（IOC）の次期会長選挙に立候補した国際体操連盟（FIG）会長の渡辺守成氏（65）が24日、都内で取材に応じた。

　日本人の立候補は初。欧米出身者以外がIOC会長に就いた例はなく「いつの間にかこのスタートラインに立っていた。この決意をするには1カ月近く悩みました。自分のために立候補するならやめようと思っていました。自分のためではなくスポーツを愛している子供たち、五輪に出ている選手たちのためにやらなきゃいけないことがあると思い、立候補を決意しました」と語った。

　来年3月にアテネで開かれる第143回総会で現在110人いるIOC委員の投票により、25年に任期満了で退任するトーマス・バッハ会長（70＝ドイツ）の後任となる新会長を選ぶ。