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「美しい選手」明大・宗山塁がプロ志望届「一番良い評価を」 1位競合は不可避

スポニチアネックス / 2024年9月24日 21時7分

プロ志望届を書いた宗山

 明大の宗山塁内野手(4年)が24日、プロ志望届を提出した。全日本大学野球連盟が新たに公表。10月24日のドラフト会議で1位競合指名が濃厚な遊撃手は「ドラフトで指名されるその日に、1つでも多くの球団に1番良い評価をしてもらえたらなと思います」と決意を新たにした。

 同じくドラフト1位候補に挙がる青学大・西川史礁外野手(4年)も公示され計93人。また日本高野連も新たに公表し、U18高校日本代表に選出された広陵(広島)の右腕・高尾響投手(3年)らが加わり計124人となった。

 宗山は間違いなくドラフトの目玉選手だ。1年春からリーグ戦デビューし、77試合で打率・331、9本塁打と文句なしの成績を残している。アマチュア球界屈指のアベレージヒッターであり、アマチュア球界屈指の守備力を備える遊撃手。それがドラフト1位候補である理由だ。

 スカウト陣からも高評価が並ぶ。21日の東大との初戦では右越えソロ。視察したロッテ・福沢洋一スカウトは「(1位で)間違いないでしょう。ケガの前よりスケールアップしているのが凄い」とコメントした。

 また22日の東大戦を視察した日本ハム栗山CBOも「本当に間違いのない選手だと思っています。(逆に)良くないところが何なのか、そういったところを見たいなって思っているんですけど、あれだけ本当に美しい選手なので。美しい選手っていうのはできることをしっかり準備して常にやりきれる。今日もそういうところが随所に見られました。例えばカウントが変わったときに外野手との距離感を常にチェックしている。当たり前のことが当たり前にできるっていうのは美しく見える。こういう選手と野球をやりたいってみんなが思う。こういう選手が見られることは我々にとってもうれしいことです」と絶賛していた。

 10月24日のドラフトでは即戦力の活躍が期待できる関大の左腕・金丸夢斗投手(4年)とともに1位指名が競合することが不可避。ドラフト目玉の指名権を引き当てることができれば、それだけで大成功ドラフトともいえる。このオフ、どの球団のユニホームに袖を通すか大注目だ。

 ◇宗山 塁(むねやま・るい)2003年(平15)2月27日生まれ、広島県出身の21歳。三良坂小1年で野球を始め、三良坂中では軟式野球の高陽スカイバンズでプレー。広陵(広島)では1年夏、2年春に甲子園出場。明大では2、3年時に侍ジャパン大学代表入り。憧れの人はサッカー選手、実業家の本田圭佑。1メートル75、78キロ。右投げ左打ち。

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