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オリックス・T―岡田 引退試合の大歓声に「僕は幸せ者」「三振で終わったのも僕らしい」試合後に本音吐露

スポニチアネックス / 2024年9月25日 0時10分

<オ・西>目に涙を浮かべてあいさつするT-岡田(撮影・北條 貴史)

 ◇パ・リーグ オリックス2―9西武(2024年9月24日 京セラD)

 今季限りでの現役を引退するオリックス・T―岡田外野手(36)が、24日の西武戦で引退試合に臨んだ。0―5の5回2死一、三塁に代打として途中出場し、2打席目の2―8の7回2死無走者で右前打を放った。

 試合後には「これだけ応援してもらった僕は幸せ者だな…とかみしめて打席に向かっていました」と感謝を口にした。以下は、試合後の一問一答。

 ――現在の心境は。

 「正直、何も考えられていないです」

 ――物凄い雰囲気で打席を迎えた。

 「めちゃくちゃ幸せでした。ファンの方あってのプロ野球ですし、そういった意味で、あれだけの方にこれだけ応援してもらった僕は幸せ者だな…とかみしめて打席に向かっていました」

 ――安打も放った。

 「西武ライオンズの方たちに感謝ですし、少しはいい姿を見せられたのではないかなとほっとしています」

 ――9回は本塁打が惜しかった。

 「打った瞬間、フェアゾーンぎりぎりぐらいだったので切れるかな…と思っていたんですけど、しっかりファウルでしたね(笑い)」

 ――最後にいい打球を見せられた。

 「よかったですね」

 ――フルスイング貫いた

 「フルスイングというか自分のスイングをしっかりしようと思っていました」

 ――最終回は打者が一人出れば回ってくる状況だった。

 「9回に1人出たらというところで、ベンチも何とか一人出ろと言ってくれて、紅林が出てくれて、ラオウも打ちたかったのに三振してくれて。何とか回してくれたので最高の姿を見せたかったですけど、三振で終わったのも僕らしいのではないんですかね」

 ――19年間で学んだこと。

 「僕は縁と運でここまでやってこられたと思う。本当に周りの方に感謝することの大事さだけじゃないですかね。少しでも応援してくれている人たちに届いたらいいなと思ってプレーしていたので、届いてくれたら幸いです」

 ――野球の魅力とは。

 「全く同じ状況は一生ない。どれだけ準備してどれだけいいものを出せるか。その中で何が起こるか分からない楽しさであったり、最後まで諦めない気持ちであったり、魅力は一つではないので簡単には片付けられないですけど、いろんなことが重なっての野球というか、うまいこと説明できないですけどね」

 ――今後のオリックスについて

 「本当に才能ある選手がいっぱいいる。悪いところを直すよりいいところを伸ばしていってほしいです。本当に一日一日しっかり楽しんでやってくれたら、また強くなると思う。それに期待しています」

 ――今後はチームとどう関わっていくのか。

 「それは分からないですけど、本当に19年間お世話になってやってこられた。恩返しと言ったらおこがましいですけど、何か少しでもチームの力になりたい気持ちはあります」

 ――T―岡田の名前は最後になるかもしれない。

 「どうなんですかね、そこまで考えてなかった。分からないですけど、ファンの方たちが応援してくれてT―岡田という名前が定着してきたと思う。感謝です」

 ――安達について。

 「僕も安達と切磋琢磨して、どうやったら強くなるか勝てるかをずっと考えて話し合ってきた。僕も彼がいなかったらここまでやれていない。いい刺激というか、お互いにやってこられたので安達に本当に感謝しています。お疲れ様と伝えたいです」

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