二所ノ関親方が横綱・常陸山の得意技「泉川」を披露 水戸市で生誕150周年関連イベント
スポニチアネックス / 2024年9月25日 19時17分
大相撲の二所ノ関親方(元横綱・稀勢の里)が25日、水戸市で開催された同市出身の伝説の横綱・常陸山の関連イベントに出席した。常陸山は明治時代に活躍し、第19代横綱となり、引退後も日本相撲協会取締役として力士の地位向上に尽力。相撲を国技と呼ばれるほどにまで押し上げた功績などから「角聖」と称された。
今年は常陸山の生誕150年の節目で生誕150周年記念事業を主催する水戸市が、生誕の地である水戸市城東地区の小学校で功績や歴史、魅力について城東小学校の児童の学習発表とトークショーを実施。二所ノ関親方は阿見町での大の里の大関昇進伝達式を終え、トークセッションに参加した。
大きな拍手で迎えられた二所ノ関親方は「午前中に理事会で満場一致で推挙されました」と報告。「このタイミングでこのイベントに参加できるのも何かの縁を感じます」と感慨深そうに話した。
茨城県で4人目の横綱となった同親方は常陸山の生涯成績が150勝15敗22分けと紹介されると「ちょっと考えにくいくらい強いですね。今は年間90日。当時は一番一番の重みが違うし、すごいこと。大関が6割7分、10勝5敗くらいで昇進しているので勝利9割はさらに上の上をいっている」と先輩横綱の驚異的な強さに感心しきりだった。
会場を沸かせたのは常陸山の得意技「泉川」(相手のかいなを両手ではさみ極める技)の披露。小学校の先生を相手に壇上で詳しく解説し「きめてから相手の顔を見る。それがセオリー。今は照ノ富士が得意としています」と説明した。また数々の名力士を育てた常陸山の弟子の一人に大ノ里がいることが紹介され「初めて知って、びっくりしています」。同じ「おおのさと」がしこ名の大関2人がともに茨城県出身の横綱の弟子という縁にも驚きを隠しきれない様子だった。
質問コーナーで小学生から「一番、緊張した時は」と問われると「きょうも緊張しました。大の里が(口上を)かまないかとドキドキしました」と答え、会場内を爆笑させる場面も。秋場所の大の里への声かけについて「初日が立ち合い集中できず、95%負けた相撲だったが勝ちに持っていた。場所中は呪文のように集中していけ!と言い続けた。だんだん“また言われる”という目をするようになりましたが、14日目には苦手な豊昇龍にも勝つことができた。今場所に限っては集中しろということがテーマだった」とエピソードを明かした。
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