昨年4強の望月慎太郎が初戦で格上に完敗「現状は理想とかけ離れている」

望月慎太郎（AP）

　◇男子テニス木下グループ・ジャパン・オープン第1日（2024年9月25日　有明テニスの森公園）

　シングルス1回戦で、主催者推薦で出場した世界ランキング146位の望月慎太郎（21＝木下グループ）は同19位のウーゴ・アンベール（26＝フランス）に1―6、2―6のストレートで敗れた。

　第1サーブ成功率が49％に低迷してリズムをつかめず、4度のブレークを許して完敗した。昨年は当時世界10位のテイラー・フリッツ（26＝米国）らを破って4強入り。格上を次々と撃破した1年前の再現を目指したが、初戦で姿を消した。

　19年ウィンブルドン・ジュニアで優勝した逸材だが、21年11月のプロ転向後は殻を破れずにいる。「去年のこの大会から一気に行きたかったが、思うようにいかず苦しい時間の方が多い。現状は理想とかなりかけ離れている」と胸中を明かし「練習して強くなるしかない」と必死に前を向いた。