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25歳芥川賞作家、デビュー作実写化に複雑な心境つづる「この一文は守ってほしいと何度言っても…」

スポニチアネックス / 2024年9月25日 21時39分

宇佐見りん氏

 「推し、燃ゆ」で芥川賞を受賞した作家・宇佐見りん氏(25)が24日に自身のX(旧ツイッター)を更新。デビュー作「かか」が実写化される過程で抱いた複雑な心境を長文でつづった。

 以下、全文。

 内容について時期的に明かせないのですが今度出る実写映画について、「作者にもご理解いただいた」=「作者が容認した」ではなく、「こういうことを母が大切な主人公は絶対にしない、この一文は守ってほしいと何度言ってもつきかえされ、もぎ取ったり奪われたりした結果に苦しみながら頷いた」であって

 SNSで色々いうと最終的に自作の評価を落とすと、わかっているのですが、何度考えても、映画だけ見た人に自分の作品として認識されてしまうことは苦しいと感じポストしてます 私もなかなか確認がスムーズにいかなかったり言葉足らずになったりした落ち度があるので製作側を責めたいわけではなく

 是非いまは原作「かか」を読んでもらいたい、その上で色々観て語ってもらえたらという思いが強いです。たくさん読んでいただいた「推し、燃ゆ」よりは発行部数も少ないデビュー作ですが、買わずに図書館でも中古でも、構いません、ぜひ読んでもらえたらうれしいです。

 付け足すと、内容については触れられませんがとても良い映画だと思います。汲んで変更していただいたところもありますし、俳優さんの演技にも、空気を撮る技術にも、本当に感動しました。それでも、一番真ん中の筋が違う、別物なのです。だから原作も、映画も、どちらもたのしんでほしいです。

 公開前のタイミングでの投稿だと、私が一方的に言うことはできても作品を観て判断してということがどうしてもできないわけで、フェアではないですね……。本当にすみません。また公開したら、感動した部分の話もまたどこかでできたらと思います。宜しくお願いいたします。

 弁明ばかりで申し訳ありません。最初脚本を読んだ段階で私は「実写化していただいてよかった!ありがたいな」と感じていました。脚本にOKした部分が撮影時に変わることも多いようです。複数人が関わっていることですので、本当に、どなたかを責めたりということはないよう、お願いいたします……。

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