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巨人・杉内コーチ「投手は頑張るしかない」 甲子園から0―1、1―0、そして横浜で0―1

スポニチアネックス / 2024年9月25日 22時25分

<D・巨>2回、ピンチを背負った戸郷(左)の元に杉内投手チーフコーチが駆けつける (撮影・西川祐介)

 ◇セ・リーグ 巨人0―1DeNA(2024年9月25日 横浜)

 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(43)は、雨中の一戦となった25日のDeNA戦(横浜)で7回9安打1失点と粘投するも今季8敗目を喫した戸郷翔征投手(24)を労い、今季のチーム最終戦となる10月2日のDeNA戦(横浜)で先発マウンドに送る考えを示した。

 まずは「戸郷は粘って投げてくれましたけどね。本調子じゃなかったかもしれないですけどね」とした杉内コーチ。

 試合前から降り続いた雨でぬかるんだマウンドはぐちゃぐちゃ状態で、2回裏途中、3回裏途中、4回裏に入る前と3度も土が入れられる悪コンディション。戸郷はしきりに足もとを気にするしぐさを見せ、何度もスパイクの裏にべっとりと付着した泥を叩き落とす場面が見られた。

 「そうですね。マウンドをかなり気にはしていましたけど、そのなかでも1点でまとめたのでね」。3回に佐野の二ゴロで1点失い、それが相手の決勝点となったが、失点はこれだけだった。

 2回には先頭の4番・オースティンを右飛に打ち取った当たりに浅野が足を滑らせて転倒して三塁打になってしまい、連続四球で無死満塁とされる場面も。

 だが、「あそこは1点は仕方ないと思ったけど、あそこを0点で切り抜けるのでね。やっぱり点を取られちゃいけないとか、絶対に負けないという気持ちは伝わりました」と浅野のためにも無失点で切り抜けた若きエースの思いを称えた。

 チームは22、23日に行われた阪神との2連戦(甲子園)で0―1、1―0。そして、この日も0―1となかなか打線の援護に恵まれない試合が続いている。

 それでも「投手は頑張るしかないのでね。打線の援護を信じて投げるしかない。残り5試合、こういう試合になるかもしれないですけど、そのなかでも投手は1点でも少なく抑えること。そこだけちょっと、もう一回みんなに伝えなきゃいけないですね」と話した。

 また、戸郷はこの日、自身初のシーズン13勝目を逃したが、「もう一回ね、最終戦で投げられるのかな。中6日だったらね。最後までやってもらいましょう」と中6日での登板となる10月2日のDeNA戦(東京D)での完投勝利を願っていた。

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