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女子ゴルフの寺西飛香留は好奇心旺盛!男女両ツアー“二刀流”で活躍だ

スポニチアネックス / 2024年9月26日 5時31分

寺西飛香留

 【山手あかりのエキストラホール】寺西飛香留(ひかる、23)は、今夏に男子ゴルフツアーの来季の出場資格を争う1次予選会に女子として史上初めて出場した。2次予選会進出は逃したが、49位に入ったことでQTランクが付与され、女子として史上初の男子ツアープレーヤー誕生となった。

 「可能だったら挑戦してみたいっていう気持ちだけ」

 予選会に性別の制限がないとはいえ、前例のない挑戦。会場を見渡しても女子選手はただ一人だった。ゴルフ場も寺西が出場することを把握しておらず、「もらったロッカーキーが男子のものだった。キャディーさんと間違えられてました」と笑った。そんな出来事もあった中、4日間競技の第3日に68をマーク。男子と同じセッティングで回りアンダーパーを出したことで「選手として認められたなっていう感覚はあった」とうなずいた。

 今月16日にはパナソニック・オープン(19~22日)のマンデー予選に初挑戦した。難関突破はならなかったが、総距離7110ヤードのタフなセッティングの中で2バーディー、4ボギーの74で回り、132人中102位と健闘した。

 好奇心旺盛な23歳にとって、男子ツアーのセッティング全てが新鮮に映った。女子の試合では考えられないような深いラフ。それでも、「どうやって寄せられるのか考えるのがめっちゃ楽しい。練習ラウンドをしてもラフの長さが見たことのないような長さで、めっちゃおもしろくて」と瞳を輝かせた。中学2年生の時に日本オープン予選会に初挑戦。そこからミニツアーでも男子の部へ積極的に出場し、「アンダーとかも出せるようになってきた」と着実に自信をつけ、男子ツアーに乗り込んできた。

 家族は誰もゴルフをしないが、父のひらめきで4歳の時に初めてクラブを握った。憧れの選手はタイガー・ウッズ。パターにはウッズと同じPINGのグリップを装着している。古江彩佳、西村優菜らと同じ00年生まれで今年がプロテスト6度目の受験。今秋に初の最終プロテストを控える中で「自分ができることをやるだけ。結果よりもやることを楽しみながら取り組めたら」と意気込む。近い将来、男女両ツアーの“二刀流”で活躍する日が来るかもしれない。

 ◇寺西 飛香留(てらにし・ひかる)2000年(平12)9月30日生まれ、兵庫県出身の23歳。4歳でゴルフを始める。高野山高―産業能率短大卒。もともと写経に興味があり、「学校とかでできたらおもしろいなと思った」という理由で高野山高に進学を決めた。アマチュア時の16年大王製紙エリエール・レディース、17年ゴルフ5レディースなど国内女子ツアーに出場。台湾ツアーのライセンスも保持している。身長1メートル57。

 ◇山手 あかり(やまて・あかり)1999年(平11)1月7日生まれ、大阪府出身の25歳。8歳からゴルフを始め、大阪桐蔭高、名古屋商大ではゴルフ部に所属。2021年4月入社。デジタル部門を経て23年1月からゴルフ担当。ベストスコアは69。

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