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阪神・和田2軍監督「選手たちは、この球場で流した汗を決して忘れることはない」鳴尾浜の歴史に幕

スポニチアネックス / 2024年9月26日 5時17分

<鳴尾浜球場最終戦セレモニー>ファンの声援に応える和田2軍監督(撮影・須田 麻祐子)

 ◇ウエスタン・リーグ 阪神6―14ソフトバンク(2024年9月25日 鳴尾浜)

 阪神2軍は25日のウエスタン・リーグ、ソフトバンク戦で鳴尾浜球場での最後の公式戦を終えた。1994年秋の開場から「虎の穴」として数多くの選手を輩出し、来年3月に尼崎市内の新拠点へ移転する。

 和田2軍監督は最後の一戦に集まった観衆570人を前に万感の思いを伝えた。「鳴尾浜球場は30年の歴史に幕を閉じ、選手たちは、この球場で流した汗を決して忘れることはないでしょう。運営に携わっていただいた全ての皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです」。試合の日は早朝からファンの列ができ、「見てもらうことで緊張感が出る。恥ずかしい姿を見せられない。応援に対する感謝の気持ちは一生忘れない」と頭を下げた。

 選手時代の10年目の秋に開場し、04年には2軍野手総合コーチ。12年からの4年間は1軍監督の重責を担い、22年秋に就任した岡田監督の求めで2軍監督として復帰した。鳴尾浜では“最後の監督”。若手を鍛え、不調に陥った大山や佐藤輝ら主力を復調させて1軍へ送り返した。

 「いろんな角度から、この球場を30年見てきた。震災の年から始まり、選手にとってはナンボでも練習できる環境で、切磋琢磨(せっさたくま)しながら来た」

 巣立った選手は約200人。89年ドラフト5位・新庄剛志(現日本ハム監督)や12年ドラフト1位・藤浪晋太郎(メッツ傘下3A)ら海を渡った者にとっても出発の場所だった。年明けの新人合同自主トレまで使用し、3月の移転後は大型物流センターとして再利用される予定。「選手たちはドロドロになって練習してきた。ここでの経験を次の球場に。1軍を目指して努力してほしい」。場所が変わっても、引き継がれてきた思いは変わらない。 (杉原 瑠夏)

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