古江彩佳ボギー発進も「切り替えて逆に集中できた」圧巻8バーディー65 メジャー初優勝へ3打差首位

＜日本女子オープン・初日＞1番、ティーショットを放つ古江（撮影・西尾　大助）

　◇女子ゴルフツアー　日本女子オープン第1日（2024年9月26日　茨城県　大利根CC西C＝6845ヤード、パー72）

　国内メジャー第3戦が開幕し、メジャー初優勝を目指す古江彩佳（24＝富士通）が8バーディー、1ボギーの7アンダー65をマークし単独首位で発進した。

　2季連続年間女王の山下美夢有、メルセデスランク1位の竹田麗央と同組でスタート。1番でボギーを叩いたが、続く2番で取り返すと、5、6番で連続バーディー。後半は5バーディーを重ねた。

　「ボギーからのスタートになったけど、うまく切り替えて逆に集中できた。（ピンに）近寄せられたバーディーが多かった」と満足そうに振り返った。

　試合を休んだ前週、コーチの父・芳浩の助言でスイングを修正してコース入り。初日から持ち前の正確なショットで、大会史上最長コースを攻略した。

　米ツアーに主戦場を置く。7月のエビアン選手権では海外メジャー初優勝を飾った。前日会見では「海外でメジャーを獲れたので、日本でもメジャーを獲ることは大事。そこも意識しながらやりたい」と語ったが、早くも独走態勢を築いた。ホールアウト後は「経験を積んでいる分、メンタル面もコントロールできた」とプライドをにじませた。

　2位に3打差をつけた。悪天候が予想される2日目に向けて「明日もしっかり集中して落ち着いて自分のゴルフができれば」と気を引き締めた。