Jリーグの野々村芳和チェアマン WEリーグチェアも兼務「みんなで価値を上げていく」

都内で会見を行ったWEリーグの（左から）海堀理事、野々村理事長、宮本副理事長、大滝理事

　WEリーグは26日に都内で社員総会と理事会を開き、Jリーグの野々村芳和チェアマンが3代目チェア（理事長）に就任した。

　会見した野々村チェアは収益アップ、クラブとの連携強化の2つを重要課題に掲げ、「サッカー界が一緒になり、みんなで価値を上げていく」と所信表明。Jリーグと協力体制を敷く方針を示し、「Jリーグをセールスしてきたが、WEリーグを持つことは大きな武器。サッカーっぽく言うと走行距離は変わらない。ミッションをクリアするには十分な環境が整っている」と語った。

　創設4年目を迎えたWEリーグは、財政面や集客面で苦戦が続く。副理事長に就任した日本協会の宮本恒靖会長は「総力を結集したい」と全面サポートを約束した。