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14勝目がスルリ…ソフトバンク・有原「そういう日だった」 残り1登板「しっかり調整したい」

スポニチアネックス / 2024年9月27日 6時1分

<ソ・西>8回のピンチをしのいだ有原(撮影・岡田 丈靖)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク2―4西武(2024年9月26日 みずほペイペイ)

 願うようにベンチで戦況を見つめた。ソフトバンク・有原は中5日で今季最多120球を投げて4安打1失点の熱投。しかし、オスナが2―1の9回2死から3失点して逆転を許し、今季14勝目はあと1死というところで泡と消えた。

 「ごめん、とは言われましたけど。彼の投球で何度も助けてもらっている。今日はそういう日だった」。自らに言い聞かせた。

 この日の登板前の時点で日本ハム・伊藤と13勝で並んでいた。19年以来、自身2度目の最多勝のタイトル獲得に向けて負けられなかった。1―0の2回1死一、二塁では元山をチェンジアップで二ゴロ併殺に抑えた。悔いが残ったのは長谷川にカーブを同点ソロされた6回の1球だ。カウント球のカーブが甘く入った。「カーブで本塁打になっている。そこだけもう少し何とかできたのかな」。フォークを中心に今季最多タイの9三振を奪っただけに悔やまれた。

 エースに何とか勝ちを付けるために攻撃で送りバントを多用した小久保監督は「あと1回登板があるので」と話した。日本ハム・伊藤はこの日の楽天戦で14勝目をマーク。有原は追いつくために10月3、4日の本拠地戦のいずれかに先発する見込みで「投げるつもりでいます。しっかり調整したい」と切り替えていた。

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