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ドジャース・大谷 王手!M2再点灯 26日勝てば自身初の地区王者「感情的になって、うれしさが出た」

スポニチアネックス / 2024年9月27日 1時31分

<ドジャース・パドレス>6回、勝ち越し適時打を放ち雄叫びを上げる大谷(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース4ー3パドレス(2024年9月25日 ロサンゼルス )

 ついに王手だ!ドジャースの大谷翔平投手(30)は25日(日本時間26日)、パドレス戦に「1番・DH」で出場し、2安打2打点で勝利に貢献。決勝打を放った6回は二盗も決めて56盗塁とし、01年イチロー(マリナーズ)の日本選手最多記録に並んだ。チームは2位との直接対決3連戦を1勝1敗に戻し、優勝マジック2が再点灯。26日(同27日)も勝利すればチーム3年連続、大谷にとってはメジャー7年目で初の地区優勝が決まる。

 バットを放り投げた。叫んだ。声にならない声が、何度も夜空に響いた。これがエンゼルスに在籍していた昨季までの6年間で渇望していた、「ヒリヒリする9月」の戦いだ。大谷が優勝マジック2を再点灯させる決勝打。試合後は冷静さを取り戻し「打てて少し感情的になって、うれしさが出た」と笑った。

 同点の6回2死一、二塁。マウンドに上がった左腕モレホンに2球で追い込まれたが慌てなかった。外角の変化球を2球見極め、最後は高めの96・1マイル(約155キロ)シンカーを中前に運び、二塁走者が生還。「良い時は必ずストライクゾーンを維持できている。単純に調子が良い」と手応えを語る。直後に二盗を決めて56盗塁とし、01年にイチロー(マリナーズ)が記録した日本選手のシーズン最多記録に並んだ。

 地区優勝を懸けた2位パドレスとの直接対決3連戦。前日の初戦は9回に2点差に迫り、なお無死一、二塁で前を打つロハスがまさかの三ゴロ三重殺で試合が終わった。それでも「(1点を返して)簡単に終わらなかったところが重要」と引きずることなく、同点の4回2死一、二塁でも一時勝ち越しの適時二塁打を放っていた。適時打の際は、いずれも昨年3月のWBC準決勝・メキシコ戦で劣勢の9回に二塁打で出塁した時のように「カモン!」と手招きするしぐさで熱くチームを鼓舞。ここ6試合の得点圏は10打数9安打、打率・900と驚異的な勝負強さを発揮している。

 この日は6番スミスの打席からヘルメットをかぶり、バットを持ってベンチ内で待機する場面もあった。「最近はブルペン(相手の投手交代)が激しいので、代わればその都度(データを)確認する」。どれだけ調子が良くても準備を怠らない姿勢が、さらなる好結果を呼ぶ。デーブ・ロバーツ監督は「ここにきて彼はプレーのレベルを上げている。これまで見たことのない感情を見た」と評した。

 さあ、勝負の3戦目。勝てばチームは3年連続、大谷にとっては初の地区優勝が決まる。「そのためにここまで頑張ってきた。ホームのゲームで明日、(優勝)できれば特別じゃないかなと思う」。まずは地区王者の称号を手中に収め、世界一を目指す“ワクワクする10月”へと向かう。(柳原 直之)

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