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フジテレビとFMHが合同会社設立 IPの価値を最大化するライセンスビジネス分野を強化

スポニチアネックス / 2024年9月27日 11時2分

 フジテレビと持ち株会社のフジ・メディア・ホールディングス(FMH)は27日、IP(知的財産)による収益機会の最大化を目指すため、合同会社「フジ・コンシューマ・プロダクツ」(FCP)を10月1日付で新設すると発表した。

 同局では、従来から放送番組や映画、アニメ、イベント等のマーチャンダイジング事業や、「ガチャピン・ムック」「チャギントン」といった同局保有のキャラクターを活用したIP事業を展開。「編成総局ビジネス推進局ライツ事業部」がその中核を担ってきた。

 「ライセンスビジネス分野は、市場や事業規模の拡大と成長が期待できる事業領域」と捉え、「従来の枠にとどまらず、IPの価値を最大化するライセンスビジネス分野を強化することで、より一層の事業成長が期待できる」と説明。新たに同事業部と強固に連携した新会社を設立し、「専門的な人材を集めた運営体制を構築し、IPによる収益機会の最大化を目指していく」という。

 FCPの設立にあたり、「グループ全体のシナジー効果を鑑み、フジテレビ80%、FMH 20%が出資する」。さらに「FCPは、フジテレビとマスターライセンス契約を締結したうえで事業活動を行い、当初はオリジナルIPの『ガチャピン・ムック』『チャギントン』を中心として、営業、マーケティング、クリエイティブ制作、コンサルテーション等の関連事業領域で、フジテレビによるメディア展開と連動。将来的にはさらに幅広いIP展開を図り、事業拡大を目指す」としている。

 職務執行者・石井浩二編成総局ビジネス推進局長のコメント。

 「フジテレビは以前からキャラクター(IP)を創り出すことに長けた放送局です。そのキャラクター(IP)を活用したライセンスビジネスで今迄にない取り組みを実現するためには、専門性を有した人材による専門会社が必要だと判断しました。従来のビジネスに留まらず、更なるIPの拡充や周辺事業の開発などを、フジ・メディア・ホールディングスの総合力と連携しながら、パートナーの皆さまと共に、国内は勿論、グローバルに向けてもビジネスを成長させていきます」

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