伊沢拓司「小5クイズ」レギュラー放送最終回で有終の美！史上29組目の全問正解達成

日本テレビ系「クイズ！あなたは小学5年生より賢いの？」で全問正解を達成し賞金300万円を獲得した伊沢拓司（C）日本テレビ

　東大出身のタレントでクイズプレーヤーの伊沢拓司（30）が、　レギュラー放送の最終回として27日に放送された日本テレビ系「クイズ！あなたは小学5年生より賢いの？」（金曜後7・00）で番組史上29組目の全問正解を達成し、賞金300万円を獲得した。

　小学生の問題に全問正解すれば300万円を獲得できる超プレッシャークイズショーでは、これまでの5年間で延べ742人が挑戦。レギュラー放送最後となる今回は“最強のクイズ王”伊沢が挑戦者として登場した。

　「子供たちにどうしても300万円を獲る瞬間を見せて最後としたい」「自分としても、獲っていないタイトルがあるというのはクイズ王としてはよくない。最後だからこそ絶対に勝つつもりで来ました」と気合が入っての挑戦。助っ人小学生の救済を使うことなく6問を突破し、7問目に救済「指名カンニング」を使ったものの続く8問目は自力で正解。そして9問目に救済「全員オープン」を使って安全に正解すると、10問目は自力で突破し、救済1つを残して最終問題に到達した。

　このまま100万円を持ってドロップアウトもできるが、伊沢は「もちろん挑戦します！」と迷いなく宣言。そして迎えた運命の最終問題は「次のうち、100年前（1924年）にあった日本の出来事を全て選びなさい。A：東京タワーの開業、B：義務教育の開始、C：初の国産冷蔵庫販売、D：東京駅の開業、E：日本の南極観測事業の開始、F：郵便制度の開始」という難問だった。

　1つでも間違えると不正解になる重圧の中、顔つきが変わった伊沢は「こういうのは落ち着いて分類をしていくことが大事。まず1個1個見ていこう」と分析を開始。「Aの東京タワーの開業は1958年ぐらいだからなし、×」「Bの義務教育の開始は、1924年より前に憲法が成立していて、義務教育を定めるなら法で定めるはずであり、尋常小学校という制度はあったわけで、これはある、○」「Cの国産冷蔵庫販売は、1924年より前ということはないと思う。しかも国産ですからね。これを○にするという選択肢は自分の中にまずない、×」「Dの東京駅に関しては、この前、開業110周年と言っていたので、間違いなくあるでしょう、○」「Fの郵便制度は、さすがに始まっているはず。前島密は1800年代に作っているはずです。これは○でいいでしょう」と自信を持っての解答。

　この5つは全て正解で、残るEの「日本の南極観測事業の開始」に悩む伊沢は「素晴らしい問題です。素晴らしい問題だからこそ、絶対に正解したい」とさらなる闘志。「少なくとも戦前に、白瀬矗という人物が、日本人として初めて南極に渡ったことは事実で、僕の記憶が正しければ100年以上前のはずです。それが事業なのかどうか…。でも、日本の南極観測史みたいなところで、最初の基地、昭和基地が設置されたのは戦後なわけで、昭和基地の設置をもって日本南極観測の事始めとするんじゃないだろうか？国家事業としては」と考え「×」と解答し、見事全問正解を達成した。

　歓喜のガッツポーズを見せる伊沢に、助っ人小学生5人も「やったー！」と飛び跳ねて大喜び。MCの俳優・佐藤隆太は「本当にミラクルでした！伊沢さん、ありがとうございます」と感謝し、劇団ひとりも「カッコ良すぎますよ！」と絶賛。助っ人小学生のみおちゃんも「カッコ良すぎてもう大好きです」、かつきくんも目に涙を浮かべて「一生感謝します」とスタジオは大興奮状態となった。

　そして佐藤から「来年1月に、この小5クイズの1000万円スペシャルの放送が決定しました！」と発表が。「今回見事300万円を獲得した伊沢さんに、ぜひ1000万円スペシャルにも来ていただきたい」と招待されると、伊沢は「ありがとうございます！ぜひとも！」と快諾。レギュラー放送最終回の最後の最後に、クイズ王・伊沢が子供たちに全問正解の姿を見せるという最高のフィナーレをプレゼントした。

　同番組は2011年に特番として放送され、複数回の特番を経て19年10月にレギュラー放送がスタート。今月18日の10月期改編説明会で、今月いっぱいでの番組終了が発表された。

　これまでの全問正解者は以下の通り。（）内は放送日、敬称略。

　＜2020年＞河野玄斗（1月10日）、Snow Man・阿部亮平（1月24日）、ふなっしー（3月6日）、高橋真麻（4月3日）、Zeebra（8月21日）、ケロポンズ（9月25日）、ヒャダイン（9月25日）、鈴木保奈美（10月30日）

　＜2021年＞松丸亮吾（1月15日）、完熟フレッシュ（2月12日）、トータルテンボス・大村親子（5月14日）、小澤征悦＆岩田絵里奈アナ（6月4日）、オードリー・春日俊彰（10月22日）

　＜2022年＞トラウデン直美＆都仁・姉弟（3月4日）、本仮屋ユイカ＆リイナ・姉妹（4月1日）、今村翔吾（4月22日）、U字工事（5月20日）、柴田理恵（5月27日）、宮脇花綸（10月21日）、ふくらP（12月16日）

　＜2023年＞こたけ正義感（6月16日）、野口健＆絵子・親子（8月4日）、日向坂46・松田好花（10月13日）、いとうあさこ（11月17日）

　＜2024年＞高橋成美（1月5日）、辻岡義堂アナ（3月1日）、木村昴（3月15日）、村山輝星＆片桐仁（4月19日）