パドレス無念…ドジャースに目の前で3連覇許す 後半戦猛追も及ばず 松井はベンチで呆然

パドレスの先発・マスグローブ（AP）

　◇ナ・リーグ　パドレス 2―7 ドジャース（2024年9月26日　ロサンゼルス）

　パドレスは26日（日本時間27日）、敵地でのドジャース戦に逆転負け。ドジャースに目の前で3年連続となる地区優勝を許した。

　ドジャースが地区優勝へのマジックナンバー「2」で迎えた一戦。敗れれば敵軍の3連覇が決まる絶対に落とせない一戦となった。

　打線は4回まで無得点だったが、5回1死一塁からヒガシオカのエンタイトル二塁打で1死二、三塁にすると、アラエスの一ゴロの間に三塁走者が生還。待望の先制点を奪った。

　6回にはプロファー、マチャドの連打などで1死二、三塁にすると、ボガーツが中犠飛。リードを2点に広げた。

　ところが、6回まで相手打線を無得点に抑えていた先発・マスグローブが7回につかまった。先頭・マンシーを四球で歩かせると、続くスミスに3ボール1ストライクとカウントを悪くしたところで直球を狙われ同点2ランを被弾。1死を奪ったところで降板した。

　後を継いだスコットが1死一、二塁から大谷に右前へ勝ち越し打を浴びると、続くベッツにも2点打を許し、この回一挙5失点で逆転を許した。

　8回には3番手・ホーイングがパヘスに2ランを浴び2失点。8回2死からは4番手で松井裕樹がマウンドに上がり、大谷に二塁打を許したものの後続を断って無失点に抑えた。

　ただ、打線は6回以降、追加点を奪えずドジャースに逆転負けを喫した。

　パドレスは後半戦絶好調で、首位を快走していたドジャースを猛追。一時は2ゲーム差まで詰め寄ったがあと一歩及ばず、3試合を残し3連覇を許した。歓喜に沸くドジャースナインと対照的に松井はベンチで呆然とその姿を見つめた。

　地区優勝こそ逃したもののポストシーズンで再度ドジャースと対戦する可能性もあるだけにこの悔しさは10月に晴らす。