石破茂新総裁 選出の瞬間の心境「半分泣きそうにはなっているんだけど」 笑顔の理由も明かす

自民党の新総裁に決まった石破茂氏（代表撮影）　

　自民党総裁選で選出された石破茂新総裁（67）が27日、BSフジ「BSフジLIVEプライムニュース」（月～金曜後8・00）にリモートで生出演し、選出された時の感情を明かした。

　決選投票では、1回目の投票で1位だった高市早苗経済安保担当相（63）を逆転した。石破氏の215票（議員189票、都道府県26票）に対し、高市氏は194票（議員173票、都道府県21票）という僅差だった。

　長野美郷アナウンサーからは「選出された瞬間、笑顔も見せられていました」と振られると、石破氏は「笑顔になってましたか。自分で自分の顔を見られないけど…」と返答。「半分泣きそうにはなっているんだけど、応援してくださった方々の決意とともに、笑顔が見えた方がいいかなと。この総裁選挙の期間中、“笑顔が足りない”とめちゃくちゃ言われましたのでね、そういうのが心の底にあったんでしょうね」と明かした。

　5度目の挑戦で初めて総裁に選ばれた。「4回目でやめようと思ったんです。前回、“小石河連合”で河野（太郎）さんを応援したわけ。あの時、自分の役割は終わったと整理は付いていたんです」。それから3年、翻意して出馬に至った経緯を説明した。「安全保障環境が厳しくなるわ、震災は起こるわ、大水はくるわ、地方の人口はどんどん減るわ…。自分が言ってきた地方創生とか、安全保障のテーマとか、防災省とかね、そういうのを今生かさなくてどうするんだよというところが、今回5回目（の出馬になった）。そのうち、“5回目の正直”みたいなのが辞書に（載るかもしれない）」とジョークも飛ばしていた。