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【ONE】武尊 8カ月ぶり復帰戦で涙の初勝利!まさかのダウン奪われるも…激闘の末に2R逆転KO勝利

スポニチアネックス / 2024年9月27日 23時8分

ONE初勝利で涙を浮かべる武尊(左)(C) ONE Championship

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)は、27日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで「ONEフライデーファイツ81」を開催。K-1元3階級制覇王者でISKA世界ライト級王者の武尊(team VASILEUS)が8カ月ぶりの復帰戦に臨み、ミャンマー・ラウェイ出身のタン・ジン(ミャンマー)にダウンを奪われながらも逆転2RKO勝利を飾った。

 復帰戦は激闘の試合となった。1R序盤からタン・ジンの強烈なパンチを被弾する場面が多かった武尊。終盤には、相手の歩きながらのワンツーパンチから左フックを被弾してダウンを喫した。

 しかし2Rから逆襲が始まった。プレッシャーをかけながら有効打を決めると、左の前蹴りをボディに突き刺してダウンを奪い返す。その後は武尊のボディーへの攻撃やパンチラッシュ。相手はダメージの蓄積も含めて倒れると最後は立ち上がれず逆転KO勝利を飾った。そして勝利後恒例のコーナー最上段からのバク宙を決めた。

 試合後には涙を浮かべる場面も。試合後のインタビューでは「1Rフラッシュ気味だったのでダメージはそこまでなかったですけど、ケガ明けでちょっと脚を心配しすぎた。ちょっと下に集中しすぎた。でも修正します。大丈夫です」と振り返った。

 逆転のKO勝利については「思ったよりもパンチがあったので作戦を変更しました」と明かした。

 インタビュー後には、武尊が対戦を熱望するONEフライ級ムエタイ王者のロッタン・ジットムアンノン(タイ)がリングに上がり、額と合わせるにらみ合いを見せると場内は最高潮に盛り上がった。

 武尊は今年1月の日本大会「ONE 165: Superlek vs. Takeru」にてONEデビューを果たし、ONEフライ級キックボクシング世界王者スーパーレックに挑戦。5ラウンドの激闘で会場を沸かせたものの判定負け。試合後には「絶対勝って世界一を証明したかったんですけど…今できる限界までやってきました。もうこれ以上の体を作れません…」と涙で引退を示唆した。

 太腿と腕の筋断裂や、膝の骨折など激闘の代償も大きかったが「負けてもずっと信じて、武尊が世界最強になってくると信じて、応援してくれるファンの方たちがいるからまたリングに立てる」と試合から6日後に再起を決意。

 8カ月ぶりの復帰戦はONE期待の新世代ファイターであるブラック・パンサー(タイ)との対戦予定だったが、対戦相手が足の負傷によって欠場。代替選手としてONEでは2戦2KOと勢いに乗るタン・ジンとの対戦となった。

 「プロで2連敗をしたことがない。だから2連敗は許されない。負けられないプレッシャーがあります。勝つ姿を見せたいですし、プラスアルファでKOしてONEでも強さを見せたい」と話した上で「勝ちに飢えてる気持ちなので、良い試合しなきゃという気持ちは一切なく、泥臭くても勝ちをつかみ取りたい」という言葉通り、見事再起戦を勝利で飾った。

 そして勝利した武尊には、ONEと契約する大きな理由となったロッタンとのドリームマッチ実現が待っている。

 チャトリ・シットヨートンCEOは24日の記者会見で「もし武尊が金曜日に勝って、ロッタンが次の試合に勝てば、間違いなくロッタンと武尊の対戦になる。彼らはすでに試合契約にサインしていて合意している」と明かしている。

 今年1月に消滅したドリームマッチ実現に向けても大きな復帰戦勝利となった。

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