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不屈の阪神・佐藤輝 16号&猛打賞で4年目通算307打点!張本勲に並んだ歴代10位

スポニチアネックス / 2024年9月28日 5時16分

<広・神>7回、佐藤輝はソロを放つ(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神2―3広島(2024年9月27日 マツダ)

 阪神・佐藤輝が、不屈の闘志をバットに乗せた。そして反撃の放物線を架けた。2点を追う7回、先頭打者で巡った第3打席。カウント2―2から大瀬良が投じた5球目のフォークをすくい上げた。白球は夜空を誇らしげに舞い、滞空時間の長い16号ソロが右中間席へ着弾。初回2死満塁を抑えられるなど、チームが6回まで2安打無得点に封じられた右腕を、豪快弾で降板へと追い込んでみせた。

 「なんとか、まずは1点返したいと思っていたので、打ててよかったです」

 一塁を回り、何度も手を叩いた。全身で喜びを表現するとともに、仲間を鼓舞。8回の同点劇を誘発した。9回、延長11回も、先頭打者として連続右前打。今季8度目の猛打賞で広島の地を沸かせた。一発直後の欲にまみれた大振りは封印。後続を信じる軽打でチャンスメークした。

 この日の1打点で4年目通算307打点とし、張本勲(東映)に並ぶ歴代10位タイ。ただ、メモリアルな一本が飛び出しても、勝利につながらなければ何の意味もない。「追加点が取れなかったので残念。勝てなかったんで、それが一番」。巨人の優勝マジックは、ついに「1」――。球団初のリーグ連覇が絶望的となっても、佐藤輝の闘志に陰りは見えない。

 「もう一回、気持ちを切り替えて、できることをやりたい」

 きょう29日のヤクルト戦は、いずれもセ5球団の本拠地球場別最高の打率.317、5本塁打と好相性を誇る神宮が舞台。残り4試合、簡単に散るわけにはいかない。ほんのわずかでも可能性が残る限り、猛虎の主砲は死力を尽くす。(八木 勇磨)

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