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阪神 延長12回サヨナラ負けで絶体絶命 今季初救援の村上は悔し涙「しっかり低めに投げていれば…」

スポニチアネックス / 2024年9月28日 5時16分

<広・神>延長12回、末包にサヨナラ打を浴び、涙にくれる村上(中央)(撮影・須田 麻祐子)

 ◇セ・リーグ 阪神2―3広島(2024年9月27日 マツダ)

 絶体絶命だ。阪神は27日の広島戦(マツダスタジアム)で、延長12回サヨナラ負けを喫した。この日から中継ぎに回った村上頌樹投手(26)が、2イニング目に味方失策からピンチを招き、痛打を浴びた。巨人が優勝マジックを2つ減らして1としたため、きょう28日にも球団初のリーグ連覇の夢がついえる。岡田阪神が、いよいよ、崖っ縁に追い込まれた。

 村上の目が潤んだ。先発から中継ぎに回った初戦で、サヨナラ負けのマウンドにいたのが、涙の理由だ。

 「結局、サヨナラ負けをしたのは自分のせい。自分のせいで負けたと思う」

 昨年4月1日DeNA戦以来の中継ぎ登板は、不運が重なった。最初の11回を3者凡退で切り抜け、延長12回も1死まではスムーズに抑えた。ところが、野間の一ゴロを処理した大山が一塁悪送球。1プレーで二塁まで進塁を許し、次の代打・末包に右越え打を浴びて勝負は決した。右翼・島田が一瞬、目測を誤ったことも響いた。

 “たられば”が許されるなら、大山が二塁まで進塁を許さなければ、外野手は前進守備を敷かず、末包の当たりが頭を越すことはなかったかもしれない。それでも昨季のMVP右腕は「頭を越されているので、ヒットはヒット。そこは変わりない。しっかり低めに投げていれば、アウトになったと思う。浮いた分、越えたと思う」と責任を背負い込んだ。

 球団史上最多となる22度目の延長戦で敗れた岡田監督は、「村上はあれやな。エラーでやられたな。ほんまになあ。ああいうミスをしたら負けるということや」と、大山の失策を残念がった。「(本拠地)開幕の京セラからやんか、村上は。ずっとエラーに泣いたよな」。4月2日DeNA戦は、初回に佐藤輝が適時失策を犯したことが響いて、3回5失点、自責1で黒星が付いた。それを持ち出しながら、巨人の優勝マジックを一気に2つ減らすことになった、1敗の重さを口にした。

 「そら悔しいよ、悔し涙って。負けたんやから、引き分けでもええわけやから」

 終盤に2点を追いつき、9回は1死満塁まで栗林を追い詰めながら、1点を奪えなかった。代打・梅野、近本が連続三振。「ひっくり返しとかなアカンわな。チャンスでな。負けるときはそんなもんやん。ずっとやんか、1年間」。好機での三振が目立った今シーズンを嘆いた。連覇の夢は、風前のともしびだ。 (倉世古 洋平)

 ○…阪神は今季5度目のサヨナラ負け。チームは最短できょう28日にもV逸が決定する。逆転優勝の可能性を残すには、阪神が勝つか引き分けた上で、巨人が負けなければならない。

 ○…阪神のシーズン22度の延長戦は、1リーグ時代42年の21度を上回るチーム最多記録。プロ野球最多は62年巨人の25度がある。

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