ドジャース専属カメラマン・スーフー氏が選んだ大谷翔平お気に入りSHOT
スポニチアネックス / 2024年9月28日 1時33分
◇ナ・リーグ ドジャース7-2パドレス(2024年9月26日 ロサンゼルス)
ドジャースの球団専属カメラマンを長く務めるジョン・スーフー氏(61)が、今季の数々のお宝ショットの中から「my favorite(お気に入りの一枚)」を選択してくれた。史上6人目の「40―40」達成のシーンで、大谷の背後にドジャースファンが迫力十分に写る。またスポニチ本紙の現地派遣カメラマン4人もお気に入りを選んだ。
ドジャースで働いて39年目を迎える。一番の思い出は88年ワールドシリーズ第1戦でのカーク・ギブソンの逆転サヨナラ2ラン。まだ3年目だった。私にとってベストな写真は存在しないが、お気に入りを紹介したい。8月23日のレイズ戦。翔平がサヨナラ満塁弾で「40―40」を達成した時の一枚だ。私は右翼のカメラマン席から撮っていた。翔平の本塁打は私の顔の右側の真上を飛んでいった。試合後、ファンは私に向かい手を振っていた。私にとって素晴らしい経験となった。
今年はメディアがかなり増えた。野茂英雄の時代を思い出す。昔は新聞、雑誌が多かったが、今は全てがインターネット、ソーシャルメディアだ。大谷は時々、私に「変顔」を見せてくれる。私にとっては、普通の若い選手の一人。楽しいし、良い同僚だ。(ドジャース公式カメラマン)
≪信じられなかった51-51達成 沢田明徳≫歴史的な夜に立ち会うことができた。ゲーム前半で2盗塁を決めると、そこから圧巻の3打席連発で史上初の「50―50」を飛び越えて「51―51」とした。「自分が一番びっくりしている」と大谷は話したが、球場にいる誰もが信じられないという気持ちだった。
≪ケガの功名だった大谷×デコピン 西尾大助≫デコピンが公の場に現れるのは初めて。失敗できないプレッシャーがあった。ベスポジ探しに右往左往し、第1候補に着くとスタッフから「ここから撮影しては駄目だ」と一喝され、慌てて第2候補へ。あとから聞くとそのスタッフの勘違い。そのおかげでいい写真が撮れた。
≪大谷 ドジャーブルーそのもの 白鳥佳樹≫ホーム初戦、大谷はセレモニーでブルーカーペットを歩いてファンの前に姿を現した。青く澄んだ空の下、ベッツ、フリーマンらと歩くさまはドジャーブルーそのもの。貴重な瞬間に立ち会えることに感謝してシャッターを切った。
≪執念で捉えたシャワー 光山貴大≫本塁打のたびに大谷が浴びたひまわりの種シャワー。実はこの写真を撮るのに2カ月半かかった。ドジャース側ベンチホーム寄りのカメラマン席は、リモートカメラの設置が可能。しかし大谷がどの位置で種を浴びるかは日によって異なる。出張期間中にどの位置が良いか研究を重ねた結果撮れた一枚。
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