ビートたけし 自民総裁選、立民代表戦終えて辛辣「野党も与党も選ばれたやつ、同じ状態じゃんって感じ」

ビートたけし

　タレントのビートたけし（77）が29日放送のテレビ朝日系「ビートたけしのTVタックル」（日曜正午）に出演。石破茂新総裁（67）が誕生した自民党総裁選について私見を述べた。

　史上最多9人が立候補し、乱戦となった自民党総裁選。石破氏、高市早苗経済安全保障担当相、小泉進次郎元環境相による三つどもえの争いに。1回目の投票で過半数を獲得した候補はなく、石破氏と高市氏による上位2人の決選投票で、石破氏が高市氏を逆転で破って新総裁に選出された。10月1日の臨時国会で首相に就任する。

　史上最長の15日間にわたる選挙戦は、序盤戦こそ小泉氏の優勢が伝えられたものの、論戦の中で失速。最後の総裁選を明言している石破氏と、保守派で政策通の高市氏の一騎打ちとなった。

　立憲民主党も代表戦が行われ、23日に決選投票の末、野田佳彦元首相が新代表に選出された。

　これを受け、たけしは「なんか我々が見ると、野党も与党も選ばれたやつ、これで何も同じ状態じゃんって感じするけどな」と辛辣（しんらつ）なコメント。

　作家の阿川佐和子氏も「今回の騒動は、もとを正せば政治とカネの問題で、岸田総理が辞退なさったわけで」と話すと、兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏は「裏金問題って、ほとんどまともに調査されてませんから。第三者が調査すべきところをほとんど調査されないまま処分も中途半端で、再発防止策も取れてませんから、まだ全然終わってないと思いますよ」と指摘した。