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【ジャパンOP】錦織圭 6年ぶり4強ならず… 世界14位に惜敗も手応え「トップ10に近付いた」

スポニチアネックス / 2024年9月29日 20時30分

錦織圭(撮影・小海途 良幹)

 ◇子テニス 木下グループ・ジャパン・オープン第5日 (2024年9月29日 東京・有明テニスの森公園 )

 シングルス準々決勝が行われ、世界ランキング200位の錦織圭(34=ユニクロ)が世界14位のホルガー・ルネ(21=デンマーク)に6-3、2-6、5-7で競り負けた。前回出場で準優勝した18年大会以来6年ぶりの4強入りはならなかった。

 ルネとは初対戦。錦織は過去に映像などで何度も試合をチェックしており「しぶとい選手。トップ5にいてもおかしくないと思っている」と警戒していた。

 1回戦では元世界3位のマリン・チリッチ(35=クロアチア)にフルセットの末に勝利。準優勝した14年全米オープンの再現を制し「いいテニスが戻ってきた感じはある」と手応えを口にしていた。2回戦では世界29位のジョーダン・トンプソン(30=オーストラリア)にストレートで快勝。「自分が一番びっくりしている。今日は若干イメージを超えてきた。これが続けばいいが、まだ油断はできない」と試合を重ねるごとに調子を上げてきた。

 錦織は第1セット序盤から主導権を握ると、第2ゲームでブレークに成功するなど3ゲームを連取。第9ゲームはセットポイントを握ると、最後は相手のリターンがネットに引っかかり、このセットを先取した。

 第2セットは第2ゲームにこの試合初めてのサービスエースを記録すると、会場は大歓声に包まれた。互いにゲームをキープする展開が続いたが、第6ゲームにブレークを許すと、勢いを取り戻した相手にそのまま押し切られた。

 第3ゲームは互いにゲームをキープする展開が続いたが、第7ゲームで先に錦織がブレーク。しかし、第10ゲームで相手にブレークされると、激闘及ばず競り負けた。

 ▼錦織 タフな相手といい試合を3試合できた。安定したプレーをできたし、今までで一番いい1週間を過ごせた。自分自身のレベルを上げることができたと思う。ルネが第2、第3セットでレベルを上げてきた。最後が足が動いてくれず、簡単なミスも出てしまった。まだまだ体力不足。バネのなさが最後に出た。相手が良かったのもある。それは認めざるをえない。3試合通してかなりいいフィーリングがあり、トップ10にだいぶ近づいた。正直、トップ10に到底勝てないとは心の中ではあまり思っていない。

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