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レッドソックス・吉田正尚 右肩故障で近日中に手術受ける可能性も キャンプから痛み抱え

スポニチアネックス / 2024年9月30日 3時6分

取材に応じるレッドソックス・吉田正尚(撮影・杉浦 大介通信員)

 レッドソックスの吉田正尚外野手(31)が29日(日本時間30日)、右肩を故障していることを明らかにした。今季最終戦となるホームでのレイズ戦では先発から外れ、試合前に日本メディアを相手に今季を総括。「肩がちょっとあまり良くなかった。キャンプからずっと」と、シーズンを通じて右肩の痛みに悩まされてきたことを明かした。そのうえで「(手術は)あり得ると思います。もうそれまでのことは全部やりました。こっち(米国)でやると思います」と近日中にも手術を受ける可能性についても言及した。

 今季の吉田はほぼDHに専念し、外野守備についたのは1戦のみだった。また今季通算14死球と死球禍に苦しみ、2日前の9月27日(同28日)のレイズ戦でも第1打席で右肩に死球を受け、そのまま試合に出続けたが、前日28日(同29日)の試合は欠場していた。メジャー2年目の今季は108試合に出場し10本塁打、56打点、打率・280だった。

 吉田との一問一答は以下の通り

――今季を振り返って

 「去年はWBCもあって、メジャー1年目っていう中で走り抜けた感じがあったんですけど、今年に関しては自分がオフシーズンからもう少し期待していたような終わり方では正直ないなっていうのはあります。全体的な数字の面に関して、試合数を始め、去年より下回っています。そういうところではやっぱり物足りなさといいますか、そういうのを感じながら今日を迎えました」

――打撃成績は一定のものを残したが

 「去年、1年間やってみて、課題っていうのはこっちでは数字で明らかに出ますんで、そこを見ながらオフシーズン、どう取り組んでいこうかっていうところ。最初、ゴロアウトをどうしても打たされるところが多かったので、角度をつけて、それプラス、スイングスピードが上がってきて打球が速くなれば今まで打ち取られたやつが上がるんじゃないかと思ってずっと取り組んではいました。角度に関しては去年よりは今年は上がっていると思うんですけど、正確なアプローチってところはもう少しできたかなっていうのはあります」

――今年はDHに専念した

 「フルでのDHというのはあまり経験がありませんでした。準備に関してはいつも通り、しっかり試合に向けて向き合ってこれたと思います。ただやっぱりチームとしても本来であれば(DHを)まわしていればケガ人ももう少し少なくできたとおもいますし、バリエーションの面では邪魔してしまったかなという気持ちはあります。来年はしっかり守備でも、アピールになると思いますし、素晴らしい外野陣がいますので、そこに割って入れるようにしっかり準備していきたいと思います」

――オールスター後のドジャース戦で「今はまだ言えないいろんなことがありました」と話していた。今、言えることは

 「肩がちょっとあまり良くなかった。キャンプからずっと、トレーナーさんも含め地道にはやってきたんですけど、なかなか完治といいますか、最後の方はキャッチボールも上がってきて、少しいい球が自分でも投げれるなという感じがあったんですけど、距離伸ばした時にまだ痛みが出ていました」

――キャンプ中からトレーナーと取り組んできた

 「いろんな手は打ちました。注射も含め、最善は尽くしたんですけど、メジャーリーグの上のレベルでのスローイングのプレーは厳しいという判断でした。耐える時期もありますし、その分ケアと言いますか、トレーニング含めて、今年1年、地道に取り組めたかなと思います。それが来年、これからのキャリアにおいてプラスになるように、と思ってやっていました。親指をケガした時に、どうなるかわからなかったので、肩も一緒に(処置をする)っていう選択肢もありましたけど、チームもバッティングで貢献して欲しいっていうことも仰ってくれたので、なんとかそこは踏ん張りながらやれたと思います。コンディションも含め、メンタルも含め、去年もでしたけど、苦しいときもありましたけど、そこらへんも向き合ってやれたと思います」

――肩は去年からよくないということだったが、手術の可能性は

 「あり得ると思います。もうそれまでのことは全部やりました」

――やるなら早い時期か

 「そうなると思います。肩なので、いろいろ制限はされます。自分は右投げ左打ちですので、(右肩が)すごく大事になる。そこらへんは、チームも含め、僕だけの判断ではできないと思います」

――打撃への影響はあったのか

 「多少なりは。やれるという判断をしました。ただ抜け球、カーブだったり、オフスピードのスイングには多少なりとも影響はありました」

――手術をするとすればアメリカか

 「そうですね。はい、こっちでやると思います」

――今季は指、肩と常に故障を抱えてのプレーだったのか

 「それを言っちゃうと、それでまとまってしまうのは嫌ですけど。それを招いてしまったのは自分ですし。ただそこに向けて本当に向き合えたっていうか、トレーニングを含め、コンディショニングに関してはずっと今年1年間やっていたので、去年のオフ、足りなかった部分、去年のシーズン中だったらしないようなこともけっこうできた。そこに関しては、あの時が生きればいいなっていう気持ちではずっとやっていました」

――来年に向けての抱負は?

 「もう来年、3年目になります。自分、チームも含め、思うような成績が出せてないと思います。もう3年目である程度、数字の面も出てきたと思いますし、そこをしっかり超えていけるように。打てば勝っている試合も自分の中でありましたので、そういうところで貢献できるようにしていかないといけません。この地区ではヤンキースが強くなってきて、ボストンも遅れを取らないように。もっともっとレベルも高くなるんでしょうけど、そこで勝ち切れるようにしたいなっていうのは、2年間やってここでの厳しさを感じてきました。いくら言っても、結果を出すしかないので。そのためにやれることはしっかり準備して、後悔しないようにとは思います」

――今季の大谷選手の活躍を改めて振り返って

 「今までの歴史を塗り替えるようなシーズンですし、初めて専念したシーズン、専念したらこれくらいやるっていうのがわかったシーズンでした。彼も毎年進化していますし、チームが変わった中でいろんなことが起きたでしょうけど、グラウンド上でのパフォーマンスは日本人としても誇りですし、メジャーリーグを代表する選手ですので、数々の記録はおめでとうございますという感じです」

(ボストン・杉浦大介通信員)

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