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ドジャース・大谷 逆転3冠王へ最終バトル!首位打者に4厘差 ナ・リーグ87年ぶり偉業へ

スポニチアネックス / 2024年9月30日 1時32分

<ロッキーズ・ドジャース>初回、大谷は安打を放つ(撮影・沢田 明徳)

 ◇ナ・リーグ ドジャース 13―2 ロッキーズ (2024年9月28日 デンバー)

 さあ、運命の最終戦だ。ドジャース・大谷翔平投手(30)は28日(日本時間29日)、ロッキーズ戦で5打数2安打、58盗塁目の二盗にも成功。打率・310とし、リーグトップのパドレス・アラエスに4厘差に迫った。チームは13―2で大勝して4連勝を飾り、ナ・リーグの勝率1位が決まり、ポストシーズン(PS)を第1シードで迎えることが確定。ミゲル・カブレラ(タイガース)以来12年ぶりの3冠王を懸け、29日(同30日)のレギュラーシーズン最終戦に挑む。

 4連勝に沸くクラブハウスには、期待感が漂っていた。地区優勝を決め、第1シードでのPSも確定。レギュラーシーズン最終戦へ、残るは大谷の逆転3冠王への望みだ。

 「翔平は今、最も“ホット”な選手。明らかに調子が良い。僕たちは彼が3冠王になる瞬間を見たいし、見る準備はできている」

 正捕手のスミスが期待すれば、デーブ・ロバーツ監督も「極めて厳しいかもしれないが、翔平がさらなる偉業を達成することを期待している」と口にした。ナ・リーグでは1937年のジョー・メドウィック(カージナルス)以来87年ぶりの偉業。大谷はこの日、望みをつなぐ2安打を放った。

 初回、右腕センザテーラのスライダーを強振。11試合連続安打となる右翼フェンス直撃安打だった。右翼手の頭を越したにもかかわらず、速度111・3マイル(約179キロ)の高速弾丸ライナーだったため単打に。6回は右前打で4試合連続マルチ安打とした。打率を1厘上げ・310。この日、ダイヤモンドバックス戦を欠場した打率・314でリーグトップのパドレス・アラエスとの差を、1厘詰めて4厘差とした。

 29日(同30日)が運命の日になる。パ軍、ド軍ともに同じカードで日本時間午前4時10分開始のレギュラーシーズン最終戦を戦う。大谷はアラエス欠場なら逆転に4安打以上が必要だったが、結果次第で2安打、3安打でも首位打者となる可能性が出てきた。今季の大谷の本塁打を「ヒマワリの種」で祝い続けたT・ヘルナンデスも「(50本塁打、50盗塁を達成した19日の)マイアミの時のように6安打を打てるといい」と期待した。

 5回に決めた二盗が、試合中に公式記録が「ボーク」に訂正され取り消されたが、6回に58盗塁目の二盗に成功。「55―60(55本塁打、60盗塁)」まであと1本塁打、2盗塁とした。残り4安打の200安打、残り1に迫った100長打など、数々の記録が懸かる最終戦。3冠王という新たな勲章への戦いで、大谷が162試合目も主役になる。(柳原 直之)

 ≪鍵握るライバルの結果≫ナ・リーグ首位打者の行方は、アラエスの打席結果が鍵になる。200安打にあと1とし打率.314(.3138)のアラエスが最終戦を欠場した場合、大谷が逆転するには4打数4安打(打率.3144)や、5打数4安打(.3139)が必要だった。だが、アラエスが1打数無安打(.3133)なら大谷は3打数3安打で同率に、アラエスが2打数無安打なら4打数3安打で同率(.3128)となる。大谷は今季4安打以上を4度、3安打以上を14度マークしている。

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