Koki， ラブコメ初挑戦「すっぴんも全力で披露しました」韓国人気ウェブ漫画「女神降臨」実写映画主演

映画「女神降臨」のビジュアル

　モデルで女優のKoki，（21）が主演映画でラブコメディーに初挑戦する。韓国の人気ウェブ漫画を2部作で実写化する「女神降臨　Before」「女神降臨　After」で、地味な容姿だった女子高生の主人公がメークのテクニックを学び、誰もが振り返る“女神”へと変身。恋と夢を追いかける9年間を描く。Koki，は「劇中では、本来皆が隠したがるすっぴんも全力で披露しました」と新境地をアピールしている。

　韓国のyaongyiさんによる原作は全223話がLINEマンガで連載され、46カ月連続で読者数ランキング1位を獲得。世界10カ国語でも配信され、累計ビュー数は64億回という驚異的なヒットを記録している。Koki，も原作の大ファンで「（主人公を）演じさせていただけるのは、とても緊張感がありましたがうれしかったです」と喜んだ。

　日本映画への出演は、ブルーリボン賞新人賞などを受賞した22年の女優デビュー作「牛首村」以来。その間、アイスランド・英国合作「TOUCH/タッチ」（来年1月24日公開）でヒロインを演じ、英映画「TORNADO」（原題、日本公開未定）に主演するなど女優としての実力を培ってきた。その成長ぶりが新境地のラブコメでどう発揮されるか注目される。

　主人公はビジュアルの変化に加え、ホラーおたくという一面も持つ愛嬌（あいきょう）のあるキャラクターで、Koki，はメガネのかけ方など細部にまでこだわって表現。「コミカルなお芝居や変顔など、たくさんの新しいことに挑戦しました。ぜひ、（演じる）麗奈のワクワクドキドキを一緒に感じていただきたいです」と呼びかけた。

　yaongyiさんも「完璧すぎるキャスティング」と絶賛。映画では日本オリジナルの要素も入っており「原作を見事に表現したストーリーになっていて、原作をさらに超える面白さになったのではないかと思うほど。原作のファンも満足する、凄く素敵な映画になると思う」と期待している。

　「女神降臨　Before」は来年3月20日、「女神降臨　After」は同5月1日にそれぞれ公開される。（鈴木　元）

　≪渡邊圭祐と綱啓永が主人公奪い合い≫女神となった主人公を奪い合う高校の同級生役で渡邊圭祐（30）と綱啓永（25）が出演。渡邊は「プレッシャーもありましたが、原作の先生に“原作から飛び出してきたみたい”と言われ自信が持てたというか、やってきたことは間違いなかったと思うことができた」と回想。綱は弾き語りのシーンがあり「歌とギターを猛特訓しました。クライマックスで、大勢の前で歌った時の気持ち良さは忘れられません」と満足げに振り返った。