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日本ハム・新庄監督 本拠地最終戦で日本一宣言「僕に付いてきて」CSへ試行錯誤 交代&守備変更14度

スポニチアネックス / 2024年9月30日 6時3分

<日・ソ>ホーム最終戦セレモニーでマルティネス、レイエスの残留をファンに問いかける新庄監督(撮影・高橋 茂夫)

 ◇パ・リーグ 日本ハム2―6ソフトバンク(2024年9月29日 エスコンF)

 日本ハム・新庄剛志監督(52)が29日、本拠地最終戦となったソフトバンク戦のセレモニーで「日本一」を宣言した。クライマックスシリーズ(CS)突破を目指し、フランミル・レイエス外野手(29)の一塁起用や、伊藤大海投手(27)のファーストステージ回避などの秘策も温める。試合は敗れたが、計14度の選手交代と守備変更など、残り5試合でポストシーズンをにらんだ準備をさらに進めていく。

 エスコン史上最多の3万7527人のファンは、新庄監督の試合後のセレモニーでのスピーチに耳を傾けた。指揮官が見据えるのは頂のみ。頼もしい言葉にファンは沸いた。

 「僕たちは日本一しか今、考えていません。ドラマ“大航海”、ここからが一番楽しいです。僕に付いてきてください」

 レギュラーシーズンは、ビジターでの残り5試合。今季2位が確定し、ここからはCS、日本シリーズをにらんだ戦いになる。ファーストSを突破することが大前提だが、超ポジティブ思考の新庄監督の頭には、日本シリーズ進出しかない。その目標に向けた起用プランがレイエスの一塁起用だ。

 ここまで86試合にDHでスタメン出場し、チームトップの25本塁打を放って打線をけん引。一塁での出場は1試合のみだが「レイエスも今後、一塁を守らせますよ。日本シリーズに向けて。早くやっとかないと」と言う。日本シリーズ進出の場合は、DH制がないセ・リーグ本拠地での戦いがある。打線に欠かせない存在であるからこそ、残り試合で一塁で起用し、サインプレーも含めた場慣れをさせるつもりだ。

 さらに、CSでは先発投手の配置転換の可能性も「もちろんある」と言い切る。「例えば、先発投手が2イニング(ずつ)投げて、とか。短期決戦なんで、勝ちゃいい」となりふり構わない。ここまで14勝を挙げているエース・伊藤の投入のタイミングについても「ペイペイの伊藤君は無敵。その辺もちょっと、いろいろ考えている」と言う。今季のペイペイドームは3試合の先発で3戦2勝負けなし、防御率1・57と好相性の伊藤を、ファーストSではなく、ファイナルSの第1戦に投げさせる可能性も出てきた。

 16年以来、8年ぶりの日本一を目指し、さまざまな思考を巡らせる新庄監督だが、目的は至ってシンプル。「勝てば正解。一番、勝てる方法を考えたい。常識にとらわれずに」。ポストシーズンも先入観を排除した采配で、日本一まで駆け上がる。(田中 健人)

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