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広島・秋山が1500試合出場で貪欲に猛打賞 逆転CSへ「勢いづけられる打席増やせるように」

スポニチアネックス / 2024年9月30日 5時48分

<広・中>初回、秋山は二塁打を放つ(撮影・平嶋 理子)

 ◇セ・リーグ 広島3―4中日(2024年9月29日 マツダ)

 広島・秋山翔吾外野手(36)が29日、中日戦(マツダ)で節目の1500試合出場を達成した。7回には中堅への単打性の当たりを好走塁で二塁打に。一時勝ち越しのホームも踏むなど、10試合ぶりに猛打賞を記録した。チームは逆転負けでセ・リーグワーストタイ記録となる月間20敗目(5勝)を喫したが、3位のDeNAも阪神に敗れ、1・5ゲーム差は変わらず。逆転でのクライマックスシリーズ(CS)進出へ、ベテランがけん引する。

 秋山は貪欲に次の塁を狙った。その積極性で一時勝ち越しの得点をもたらした。2―2の7回2死から中堅右への安打を放つと、迷うことなく一塁を蹴って二塁へ。2死二塁からは矢野の一塁への弱いゴロでは三塁を蹴り、全力疾走で本塁へ突入した。矢野は一塁内野安打となり、秋山は1点をもぎ取った。

 「走塁で流れを引き寄せるプレーはしたいと思っている。中堅に飛んだらいこうと思っていた。(中堅・岡林の)追い方を見て、いけるかなと。(矢野の一塁内野安打は)2アウトだったし、右方向の打球だったし、行くだけの条件が走る中で整っていた」

 集中力を研ぎ澄まし、相手の隙を突く走塁で得点を“アシスト”。百戦錬磨のベテランはどんな状況でも抜かりない。新井監督からも「アキ(秋山)の激走の二塁打からね。あれがあって矢野の適時内野安打につながった」と称えられた。

 初回は高橋宏の初球を左線二塁打。2回2死一塁でも中前打を放ち、9月18日のヤクルト戦以来、今季11度目の猛打賞を記録。勝利には結びつかなかったが、1500試合出場となった節目の一戦で奮闘した。

 「積み重ねてきてこういう形になった。1500試合やってきて、いろんな失敗もしたし、苦しい思いもしてきた。準備だけは怠りなく、あさって(10月1日のDeNA戦)からもやっていきたい」

 昨年は8月に右ふくらはぎ痛で一時離脱し、オフには右膝外側半月板部分切除の手術を受けるなど、故障に悩まされた時期もあったが、今季は開幕から離脱することなく出場を重ね、打率・293、156安打はチームトップ。結果で示すとともに、若手にも惜しみなく助言するなど、持ち前のリーダーシップでチームをけん引し続ける。

 「クライマックスシリーズがかかっている以上、勢いづけられる打席もあるので、そういう打席を増やせるように頑張りたい」

 秋山にとって1500試合出場は通過点にすぎない。さらなる高みへ、この先も全力を尽くしていく。(長谷川 凡記)

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