【プレミア12】ベネズエラ・ロペス監督「偶然でなく理由がある」 同国初のスーパーR進出のチームを誇る

＜ベネズエラ・米国＞8回2死一、三塁、D・カスティーヨが左中間へ同点3ラン（撮影・長久保　豊）

　◇WBSCプレミア12　スーパーラウンド　ベネズエラ5―6米国（2024年11月23日　東京D）

　「ラグザス　presents　第3回WBSCプレミア12」は23日、スーパーラウンドが東京ドームで行われ、デーゲームでは、ベネズエラが米国に5―6で敗れた。ベネズエラ、米国ともに24日の3位決定戦に回る。

　ベネズエラは5点のリードを許しながら、6回、7回に1点ずつを返し、8回にカスティーヨの3ランで同点に追いつく粘りを見せたが、9回に勝ち越し点を奪われ、及ばなかった。

　ベネズエラのロペス監督は、22日の侍ジャパンとのナイターでの激闘後、13時間ほどでの試合となったことに「13時間しかない中での試合だったので、なかなかきつい試合だった。昨日も難しい、集中力を欠くことのできない試合だったので、今日の自分たちのプレーを誇りに思う。言葉では言い表せないほど満足している。睡眠も6、7時間しか取れない中で朝練習してベストを尽くしてくれた」と選手の奮闘を称えた。

　それでも、過去2大会の1次ラウンド敗退から、A組1位で同国初のスーパーラウンド進出。初戦の台湾戦では勝利を飾った。「戦士であり、強い心を持ってチーム一丸で戦うことのできるチーム。下馬評は低かったが、こうやって日本に来ることができた。世界で戦えるチーム。必ず世界の舞台に帰ってきたい。ここまで来れたのは偶然ではなく理由がある。もっと強くなって、これ以上の結果を残すように頑張るだけ」と語った。

　24日は1次ラウンドから3度目の米国との対戦となる。ロペス監督は「同じチームとの対戦にはなるが気持ち新たに3位を狙って戦って行きたい」と語った。