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伝統校・広島商エースが184球熱投で神宮大会決勝に 監督「厳しい場面を経験させたかった」

スポニチアネックス / 2024年11月23日 17時2分

神宮大会準決勝<広島商・敦賀気比>力投する広島商の先発・大宗(撮影・五島佑一郎)

 ◇明治神宮大会 高校の部 広島商11―9敦賀気比(2024年11月23日 神宮)

 初出場の広島商が延長11回タイブレークの末、11―9で激闘を制した。広島商・荒谷忠勝監督は「厳しい試合でしたけど、何とか勝ちきれたことを選手は自信にしてもらいたい。こういう苦しい展開になったことも次にしっかり生かしてほしい」と振り返った。

 無死一、二塁のタイブレーク突入となった延長10回に3点を奪うも、直後の守備で3失点で同点に追いつかれた。それでも11回に再び3得点し、裏の守備は失点に抑え、熱戦に終止符を打った。

 先発したエース右腕・大宗和響(2年)は10回を184球の熱投。10回は3失点で同点に追いつかれるも、最後は126キロ直球で空振り三振に仕留めてマウンドを降りた。184球まで続投させたことについて、荒谷監督は「背番号1をつけている分、ああいう厳しい場面も経験させたかったですし、最後はそこまでの球数になったので徳永を投げさせました。しっかり投げきれる投手になってもらいたいという、これからの彼に期待してというところですね」と意図を明かし、「ここまで放れるんだなというのは思いましたし、ケアを大事にしてまた投げられるように回復させないといけない」と語った。

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