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石川遼「100点満点のゴルフではないけど」3日間ボギーなしでホスト初V射程

スポニチアネックス / 2024年11月23日 18時32分

<カシオワールドOP・第3日>18番、ホールアウトし、同伴組の山田大晟(右)と握手する石川遼(撮影・井垣 忠夫)

 ◇男子ゴルフツアー カシオ・ワールド・オープン第3日(2024年11月23日 高知県 Kochi黒潮CC=7350ヤード、パー72)

 今季2勝で賞金ランク5位の石川遼(33=CASIO)は4位から出て1バーディー、ボギーなしの71で回り通算11アンダーで3位に浮上した。首位と1打差で最終日に臨む。

 ホールアウト後は「風が難しかった。バックナインはかなり難しかった。(風の影響で)17番、18番は今までで距離的に一番長かった」と疲労感をにじませた。

 出だしからパーを並べた。最初にスコアが動いたのは後半の10番パー5。第2打を奥のカラーまで運んで、パターを使い2打でカップに収めてバーディーを奪った。

 しかし徐々に強くなった風に手を焼き、なかなかチャンスをつくれない。ティーイングエリアが前に出て1オン可能になった16番パー4では3Wでグリーン左奥のバンカーに運んだ。難易度の高いバンカーショットを1・5メートルに寄せたもののバーディーパットはわずかに外れた。

 終盤は強風との戦い。17番はティーショットが右サイドのセミラフとラフの境目に止まった。難しいライからUTグリーンを捉えると、20メートル近いロングパットを寄せてパーを拾った。

 「100点満点のゴルフではないけど、ミスを減らしながらボギーを少なくできている」と自画自賛。悪コンディションの下で3日間ボギーなしで回った。「さすがに今日は無理かと思ったけど、パーオンができているし、ティーショットのトラブルもそんなにない」と充実感を漂わせた。

 2週前の三井住友VISA太平洋マスターズ以来の今季3勝目、ツアー通算21勝目を射程圏に捉えた。CASIO所属の石川にとってこの大会はホスト大会だが、2位が最高成績。特別な思いで挑んでいる試合で初優勝のチャンスが巡ってきた。

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